運命かもな。僕はそう思いながらnoteアプリを閉じ、駅から出た。今日は2/22、ニンジャの日、#ニンジャスレイヤー222 。そして偶然にも営業でニンジャヘッズが見たらなら絶対に振り返ってしまうあの場所へ行くことになった。それが百忍街、僕は勝手にハンドレッド・ニンジャス・ストリートと呼んでいる。

今日は雨なのでネオサイタマ情緒がある。

ハンドレッド・ニンジャス・リアリティ

　百忍、見るだけで凄まじい力を感じるコトダマだ。「ハァーッ！ハァーッ！もしかして、ニンジャが百人住んでいるのでは！？」と思ってしまう貴方がニンジャヘッズだ。もちろんニンジャは居ないのでここにニンジャが百人住んでいるわけではない。ここに住んでいる人の話によると、百忍とは「百回ぐらい耐え忍べ」という意味らしい。それを知った僕は「ドラゴン・ドージョ―のインストラクション・ワンを示唆しているのでは……？」と思った。ハンドレッド、ニンジャ、インストラクション・ワン。この三つの要素がこの場所に凝縮しただけで相当スゴイ事じゃないか？

　因みに、個人主義の高まった現代では耐え忍ぶことが美徳と見なさず、百忍という言葉を圧制と男性優位主義の象徴として捉える住民がいるらしく、積極的に改名を懇願しているとのとこだ。もしかして数年後この奇跡的な場所が無くなるかもしれない。行くのなら今のうちですよ。

物理アドレス

　百忍街は日本国に存在せず、より少し南の国、台湾の新北市にある、長さ約400メートル、一方通行の狭い道だ。付近に地下鉄の駅があり、歩けば10分以内で辿り着ける。空港から降りれば、空港直結の電車に乗って台北駅で地下鉄に乗り換え僅か一回で、ほぼ一直線だ。お時間があれば立ち寄ってみては？では百忍街は実際どうなっているのか見てみよう。

駅を出ると、大通りに沿って北西へ進み、このファミマを見たら右に曲がれば百忍街だ。

百　忍　街、一方通行なので車を運転する際は注意ね。

狭いけど店が結構ある。飲食店から漢方薬商店、美容院、クリーニング。近くに小学校から高校まで備えてある。移住を考えてみてはいかがですか？

こんな洒落た店もある。

路地からの風景です。低くて古い、ボロボロのマンションと真新しいビルが対照的になっており、サイバーパンク感がある。

最後

#ニンジャスレイヤー222 に当たって、ほぼ衝動的にこのネタを思い付き、営業かてらに写真を撮ってきた様である。ニンジャスレイヤーとの関係性、無理やり結びつけただけだろと言われても返す言葉はない。これが本当にニンジャスレイヤー222のエントリー作品と言えるかどうかすらわからない。でもやはり、世界中にすばらしいニンジャパワースポットが点在することを日本のニンジャヘッズ達に知らせたい。少しでも貴方の脳に刺激が走り、百忍街に百人のニンジャたちが暮らし、アイサツし合い、カラテする画像が浮かべたら、それが僕の勝ちだ。

実はですね、メンポ代わりにシュマグを頭に巻いて自撮りするつもりだったけど、道を通るバイクと通行人が結構いましてね……怪しまれたくないのでやめました。僕はティピカルニンジャヘッズ＝サンほど狂っていません。