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辛いドーナツメント

日本ではミスタードーナツがドーナツのほかにチャーハンやラーメン、ホットドッグなどの料理が提供されている。因んで年中麻辣火鍋を食べているみなみの国ではミスタードーナツが麻辣ドーナツを出してもなんの不思議もありません。

写真の中にお見えになりますのはミスタードーナツと麻辣火鍋専門店の青花驕(チンホアジャオ)のコラボ商品、青紅麻辣ボンディングと青麻バニラフレンチクルーラーです。どっちも販売してから間もないほやほやの新商品です。セヴンイレブンで見かけた際は「これはnote的に稼げそうなのでは?」と思って購入しました。ちなみにみなみの国ではミスドとセブンは同じく統一企業股份有限公司というメガコーポが運営しています。

まずはフレンチクルーラーからいただきましょう。実は私、ミスタードーナツによって魔改造されたドーナツの中でもフレンチクルーラーがかなりの邪道だと思って今まで避けてきたが、noteでサクセスを掴むために、私は自分の信念をまげましょう。

コーティングが付いている方から一口。うん、半端に堅い表皮に刃を当てると中から生ぬるいクリームがこぼれる食感が実に不愉快です。やはりフレンチクルーラーとは一生和解できる気がありません。表面についている白い粒々は砂糖ですね。コーティングは甘さと辛さと塩気が共存していてとても思議な味です。これは青花驕の青麻椒スープがモチーフでしょうか。辛さが控えめにするかわりに青花椒の麻を利かせて、辛い物が苦手の人でも花椒の麻を十分に楽しめる優しい味です。これでもダメな人はバニラクリームをなめて口の中を鎮火しましょう。辛さに脂質がよく効きます。花椒がしっかり入っているので口内がジンジンしてきましたよ。

次は青紅麻辣ボンディングに行きます。青と赤のコーティングが半分ずつに分かれて、あたかも麻辣火鍋に使われる仕切り鍋を演出している。赤いほうは砕けたビーナッツ、緑のほうは細切れにした乾燥唐辛子をまぶしてあります。バイドの方が大変そう。

緑のほうは先ほどのフレンチクルーラーと同じ控えめの辛さですがクリームがない分よりストレートに麻辣が伝わります。そして赤いほうで、麻辣火鍋は牙をむく。デザートとして成立しているかと疑うほど麻辣です。成分表がないので詳細はわかりませんが、牛脂を感じました。古来から麻辣と相性が抜群のピーナッツをまぶしただけあって、もはやドーナツではなく麻辣味の揚げパンを食べている気分です。2個も食べたら頬っぺたの内側が痺れが回っていました。

これはおふさげでもゲテモノでもない、しっかり美味しく食べられるガチのコラボです。辛味が苦手な人にはお勧めできませんが、普通のドーナツでは満足できなくなっているおまわりさんにはいい刺激になりましょう。ぜひ日本に逆輸入してほしい。その時は一緒に辛いドーナツメントしましょう!


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