【nier:automataプレイ日記①】

謎の衣服と飾りを身に着けたドーモトルーパーを追ってマンモス団地に潜り込んだ2Bと9S。廃墟の奥深い場所に、信がたい光景が目に映った。

「オッパイ、ダイスキ」「アーン」「タノシイ、タノシイ」「モットシテクダサイ」

抑揚のない電子音声を発しながら、円筒状の体の下半身(下半身と言えるか疑わしいが)を互いにぶつかりたり、擦り付けたりしている。なんとも間抜けな光景だが、旧人類の生態に詳しいアンドロイド各位ならお気づきであろう。ドーモトルーパーたちがおこなっていることは、かつて人間が「乱交パーティー」と呼ばれる行事に似ていることを!

「機械が、人間のマネをしているのか……2B、惑わされてはいけない、今すぐこいつらを破壊……」「イヤーッ! 」2Bのカラテシャウトが9Sの言葉を遮った。全身から火の粉めいた金色の光を放ちながら、そのグラビアモデルも顔負けの美しい足で、騎乗位でじゃれている2体のドーモトルーパーにフットボールキックを放った! 「「ビガガーッ! 」」ふっ飛ばされるドーモトルーパーが空中で爆発四散! そして足が大きく開いたためスカートが翻り、2Bのお餅のような完璧なヒップもまた露わになった!パンモロ!

「2B! なにを!?」「9S! 戦闘態勢をとれ! 」「え?」9Sは訝しんだ。いつも口数が少なく、感情を表さない彫像のような美しい顔に激情の色が走る。

さっきまで擬似性交で夢中になっていたドーモトルーパーたちが状況に気づき、騒ぎ始めた。

「アイエエエ!?アンドロイド!?アンドロイドナンデ!?」「コワイ!」「ニゲロ!」「ヤメテネ!」次第にその目は赤く光り、アンドロイドへの的確な敵意を示した。

「「「「「ゼロ化開始な」」」」」

「9S!」「あっ!はいっ!」二人のアンドロイドは背中に浮かんでいるカタナを手に取り、ドーモトルーパーの群れに突っ込んだ。その時の2Bすでに模範なヨルハ軍人のような冷徹な表情に戻った。突進しながら、2Bは一度、9Sに振り返った。

(ヨルハ軍人は人類の栄光と、その元にあるミーミーを守る義務がある。9S、さっきのことはおまえにはまた早かった。いずれは教えるが、それまでは私がおまえの聖潔を守ろう)

青少年のなんかを守るために!人類の栄光のために!走れ、2B、走れ!

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