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とあるエンジニア組織が成長していく軌跡(第3回 3カ年計画編 前編)

ミッションを考えた後、成長戦略を考えていきます。
そのために、まずは、ビジョン探しをしていくことにしました。

前回の振り返り

前回、色々と悶々と考えた結果、

Prideを持ち、Speedを意識し、Valueを生み出す。

をミッションに定め、そんな組織を創るための成長戦略を考えて行きました。

マインドと行動指針

ミッションを定めたあと、成長戦略に入る前に、このミッションに向かうために、どんなマインドでいて欲しいか。どんな行動をとって欲しいか。
その辺りを考えていきます。

それぞれの関係性は、こんな感じになっていると考えていて、ミッションを達成していくためには、マインドと行動がしっかりしており、ビジョンを叶える土台となっていること。そして、ビジョンとマインドと行動が合致して、初めて組織ミッションは達成することが出来ると考えています。

成長戦略の骨子を作ろう

成長戦略の骨子となる、ビジョンの策定にとりかかるんですが、色々と考えていく中で、ビジョンって形骸化しやすい。という事例を見聞きしました。
ミッションが文化として定着しない裏には、

ビジョンを伝え続ける事が出来なかった。

という事が、要因としてありそうだ。と感じていたので、自分なりに形骸化せず、伝え続ける事を自然とし続ける仕組みが必要だと考えました。

ステップ式のビジョンを作る

そもそも長期的なビジョンを作った所で、スピードの早い状況では見直しをし続けなければならないのは必須です。そのため、組織成長のステップとして、年間ビジョンの策定が丁度良いのではないか。と考えました。

組織が成長していくステップを用意し、節目でのフィードバックのタイミングを作るという、「伝え続けられる事」を裏テーマにおいて、進めていきました。

どのくらいのスパンで考えるべきか

ただ、どこまでの期間を成長戦略として伝えるべきなのか、が見えません。
1年分では、この先のメンバーのキャリアに何が渡せるのか。が明確ではないので、もう少し先まで見通したい。と考えていました。

過去の経験から、半年あれば組織は変わる。1年あれば何か為せる。3年積めば、生まれ変わる。といった感覚があったのと、戦略なんて偉そうなこといっても、未来なんて誰にもわからないので、見直しが入るのは当たり前。を前提として、中期計画っぽい3カ年計画を立てる事に。

ミッションの次がビジョン

こういったものを調べていくと、ビジョンの次にミッションがあります。

ビジョン(vision):将来のありたい姿
ミッション(mission):果たすべき使命であり、存在意義

こういう理解をされている方も多いと思うのですが、第1回でも書いた通り、組織に課せられた役割が、ミッションです。企業ではなく組織なので、ミッションを最大化するために必要なビジョンを考える必要があります。
ですので、僕の意識の中では

会社ビジョン
 └ 組織ミッション
   └ 組織ビジョン
     └ 下部組織ミッション

とブレイクしていくと考えています。

今在籍している会社は、1年に1度、全社ビジョンの発表がありますので、
当然、その組織はビジョン実現のために何を成すか。が求められます。
自組織のミッションに基づき、全社ビジョンを最大化するために、どのような組織の姿で成長していくべきか。を考えていくために、3年後のビジョンを先読みし、2年後に成すべき事にブレイクダウン。1年後の組織がどうなっているか。まで落としこんで、それぞれにキーワードを考えて行きました。

ビジョンを見つける

ミッションを見据えブレイクしたキーワードを並べて考えます。

そのキーワードの同じもの探しや、しっくりくる来ない、等感覚的な事から初めて、その理由を深掘りして、腹落ちさせます。

腹落ちしたワードを、全て満たす1つのワードに集約し、ビジョンとしました。この時、なるべく短い言葉で、端的に組織の状態を表せる言葉選びに四苦八苦・・・ワードセンスの磨き方を知りたい・・・

本題に入りきれなかった。。。
長くなったので、一旦ここまで。

後編に続きます。

このシリーズの投稿はこちらにまとめています