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万年筆、何に使ってる?

万年筆というと、馴染みがない人にはなんだか敷居の高い文具のようなイメージがあるかもしれない。しかし実のところはただの筆記具であり、ちょっと値段が高いくらいで他のペンとなんら代わりはないのである。

ちなみに筆者は主にジャーナリングに使っている。
考えるために書くというか、思考を整理するために頭の中のことを書き出すのが主な目的だ。
ジャーナリングには書きやすくて長時間書いても手が疲れにくい万年筆がぴったりだと思うのだ。

ジャーナリングに使う紙のおすすめは、マルマンのルーズリーフである。

この紙は万年筆と相性が良いので愛用している。
100枚入っているのでたっぷりかけるし、筆者が使っている細字〜中字の万年筆では滲んだり裏抜けすることがほぼないところが気に入っている。
高いノートも良いけれど、ジャーナリングの場合は保管することがあまりなく、書いたらポイなのでノートよりもルーズリーフのほうが都合がいいという理由もある。
ちなみに、ジャーナリングしている途中で「保管しておきたい」と思った内容は別途ノートに書き写して保管している。

万年筆の用途には手紙を書くとか、習字をするとか、カリグラフィーをするなど色々ある。
それももちろん良いのだが、個人的には日常で考えをまとめるためにあると思っているので、気が向いたときにすぐ使えるようにペン立てに立てたり、出かけるときは必ず一本かばんに入れて持ち歩いている。外出先で、カフェに立ち寄ったときなどにノートを広げてそのときの気分を綴る。

万年筆のメリット。
見た目がかっこいいとか、書きやすいとか、字がうまく見えるとか色々あるかもしれない。購入に至る理由も人それぞれだろう。
筆者の場合は、見た目がかっこいいので使っているとテンションが上がるというのももちろんあるが、たくさん文字を書いても手が疲れにくい(ボールペンに比べて)というのが一番大きい。
疲れにくいので考えていることを際限なく書き出したり、たとえばnoteの記事の下書きをするのにも使っている。いきなりパソコンで文字を入力するよりも思考がまとまりやすい気がするのだ。あくまで経験則なのだけれど。

ところで、筆者は最近、新しい万年筆を手に入れた。
トップ画像にあるのが開封時の写真である。ペンはパイロットのキャップレス、マットブラック。ペン先はM(中字)。
キャップレスという名前の通り、ノック式の万年筆でボールペンのように手軽に書き始められるのが大きな特徴である。

マットな質感の手触りがよく、滑りにくくて見た目もかっこいい。金属軸なので丁度いい重さがあり、力を入れずに書くことができる。
キャップレスの特徴を最大限に活かすために、これは基本的に持ち歩き用にする予定である。外出先でもひと目やキャップを落とす心配がなく、気軽に筆記することができるからだ。

今回は筆者の思考の相棒である万年筆について書いた。
ボールペンやシャーペンに比べて価格が高いので、特別なときにしか使わないという人もいるかもしれない。
今回の記事を見かけたあなたがもし万年筆をペンケースの中に眠らせているのなら、ぜひジャーナリングに挑戦してみてほしい。
人に見せるものでもなく、自分のために書くので字が下手といったことを気にする事なく、気軽にいつでも書く。
万年筆こそ、それに適した筆記具だと思うのだ。

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