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自分探しの旅(長野・小谷村編)1

2週間の長野滞在の間、神戸からの友人が何やらイベントに参加するとかで、たまたま長野に来るということで、そのイベントにわたしも参加することにした。

インスタでちらっと見てみると、『山の奥のコレクティブ』と書いてある。

よくわからないけど、
“山の秋の恵みをいただく”と “参加費は一人一食材”ということだけ目に入って、

木の実を拾ってみんなで料理するのかな?楽しそうだし、美味しそう!

と最近、食のことになるとアンテナがビンビンになるわたしはまたまた勢いで行ってみることに決めた。

その時は見てたのに、なぜか、まさかそんなわけないないって信じなかった。
ー“山道を歩くこと90分”ー




そのイベント会場は、どうやら2週間滞在してた諏訪から特急で2時間弱のところにある小谷村という場所にあるらしい。新潟に近い長野の上の方だった。

全く予想のつかないところへ向かうのに、今思うと不思議なくらい何の不安もなく、電車にゆらゆら揺られ、

途中には、大きな湖と山と田んぼが見えた。
やっぱり湖が好き。落ち着く。

最寄りの南小谷駅に着くと、見知らぬ人たちと神戸からの友人が一緒にお出迎えしてくれた。

だかしかし、、、
なぜか神戸からの友人はわたしと一瞬だけ会うと、電車に乗って神戸へ帰っていった、、

あれ?話が違うぞ?友人よ。

半分くらい目的を失ったわたしは、頭の整理がつかないまま、それでも帰るわけにもいかず、見知らぬイベント主催者の人たちに連れられ、会場へと向かった。

車でどんどん山を登っていく。駅から5分くらい行くと、山の麓で車が停まり、「ここからは歩きで」と言われ、車を降りる。

へーこんなとこなんだ〜と景色を見て思いながら歩いていると、THE先が見えなそうな山!みたいな入口へ向かいながら「ここから1時間半くらい歩きますね〜」と言われた。

、、、、、え??

サラッとすごいこと言ってるけど、正気?!

山道を90分歩くってほんとだったの?!?!

と頭の中プチパニック。

だがもう今更引き返せない。ついていかなきゃ。まぁどうにかなるっしょ、と謎の自信があった。


一緒に登ったのはわたしを含めて3人だったが、みんなほぼ初めましてで、自己紹介や質問コーナーから始まる。

初めは軽快に会話しながら頑張って2人についていったが、

だんだんと2人との距離ができ始め、疲労で声を出すことも不可能になり、

リュックの肩の部分を両手でギュッと握り、下を向きながら黙々と歩いた。

ほんとにこの登った先に料理ができてご飯が食べれるような場所があるのか、、?

軽い気持ちで来る場所じゃなかった、、

こりゃあ今回限りだ、もう一生来ないだろうな、、

とか色々頭の中で、1人で喋りながら。

ずーっとずーっと歩いた。登っても登っても建物らしきモノは見えず、「もう少しで着きますよ」という言葉に数回騙された。笑

(余裕がなさすぎて、この時の写真はない)

(次へ続く)

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