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「これからの生き方図鑑」読書感想文

著者との出会いがもたらす変化

敬愛する精神科医樺沢紫苑先生の新刊「これからの生き方図鑑」が発売されました。
この本を私的に一言でいうなら「快適に生きるための方法を教えてくれる本」といったところでしょうか。
私は大雑多な心配性で(笑)なにかと出来ない理由を見つけては、なかなか行動に移せないタイプでした。もう、妖怪「ヤメトケ」(←勝手にキャラクター化して名前をつけてます)に取り憑かれているのかと思うほど(笑)。

そんな私でしたが、著者に出会ってからは、我ながら、最近ずいぶん変わったなぁと思わざるを得ません。

チャレンジの一部をご紹介

本書が届いた日。
本の裏側の帯紙に「東京〜伊勢神宮間370キロを自転車で走破!」という文字が。
「そうだ!前々から一度、職場まで自転車で行ってみようと思っていたのでやってみよう」と思い立ちました。

家族に「今度の休み、朝から自転車で職場に行ってくる」と宣言しました。
約20年勤めている会社は毎日車通勤。朝のラッシュもあり40分くらいはかかっていました。
「体力のない私に本当にできるのか?」
「暑くて熱中症になるんじゃない?」
「行きは勢いで行けても、帰りもあるじゃん、大丈夫?」
そんなことがよぎり出したが、
「無理はしない。」
「気温上昇は午後。予報では明日は猛暑ではない。」
「朝だったらまだ暑くない。水分補給も準備した。」
「UVカットジャケットと帽子もある。」
「首に巻く保冷剤もある。」
「着替えも用意した。」と対処して、不安を振り払いました。

しかし、夜になると、私の中にまた、妖怪「ヤメトケ」が出てきました。
「やっぱやめとこうかな」
というと、息子が「一緒に行ってやるけん」と。
なんとも嬉しいような面目ないというような、ありがたい気持ちで、自転車走行決行。

朝玄関から出ると、「自転車空気入れといたけん」と、ママチャリが用意してありました(笑)。
「なんと気が利く息子(親バカ)笑」息子に感謝し、一緒に出発。
無理のないスピードで、信号待ちは日陰で止まり、風を感じ、風景を楽しみながら、自転車を走らせる。気持ちいい。

出発から45分ほどで目的地職場に到着。
「意外といけた。」
「なんか、めっちゃ爽快感なんですけどー。」
程よく汗もかき、着替えて、ふーっと休憩。
「小腹空いたねー」と
近くの唐揚げ屋さんで、唐揚げを2、3個食べて、帰路。
同じくマイペースを守りながらサイクリング感覚で、本格的に暑くなる前に家に到着。
「私だってできるじゃん。見たか!『ヤメトケ』ニヤリ」

それから、1週間後。
今度は、東京ソロ活に出かけました。
去年はコロナだからと行くことを諦めたけれど、どうしても見たかった推しの劇。
「行かなかったことでの後悔はしたくない!」と
妖怪ヤメトケと決別し、飛行機とホテルを予約しました。

詳細は省きますが、地元熊本での移動はほとんど車の私が、初めて一人で山手線に乗り、バス・地下鉄を乗り継いで、見事ミッションクリア!感激の観劇でした。

そして「せっかく東京に来たからには!」と行ってみたかったお店や、趣味の寄席も堪能することができました。
好きなことやりたいことへの原動力はすごいと実感しました。

本書での学び・体得したこと

本書の47ある快適に生きる方法の中で、私には
「〈ちょい難〉にチャレンジする」
「非日常なことにチャレンジする」
「15分のスキマ時間をフル活用する(1時間で「ついで」に楽しむ)」
「プランBを考える(自尊感情)」
がとても味方になってくれました。

先述した東京ソロ活も、駅の乗り場を間違えたり、迷子になったりで冷や汗体験も。また観劇で私のお隣の席の人がどうやらお友達と離れ離れの席になったようだったので、席を交代してあげたりで「自分はお人好しだなー。」と思うこともありました。
けれど「これも笑えるネタじゃん。」「そんな自分もいいじゃん。」と思えました。

チャレンジするときも「絶対にうまくいかないといけない、そんな大それたチャレンジなんてなくない?むしろリカバー力の方が大事。」と自然に思えるようになりました。

まとめ

本書は、生活・健康・学び・遊び・仕事・人間関係・お金・価値観に関するこれから必要なノウハウがたくさん詰まってますが、図解がありとってもわかりやすいです。
これから先、自分は取り残されるのではないかと不安に思っている方に、ぜひ手にしてほしい1冊でした。

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