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秋田の夏祭り・竿燈(かんとう)を楽しむ @ねぶり流し館 ①

<2022年 初秋・秋田&仙台の旅 no.5>

秋田の代表的な夏祭り「秋田竿燈まつり」。
江戸時代から続く、このお祭りは、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りのひとつでもあり、また、日本三大提灯祭り(二本松提灯祭り(福島県)、尾張津島天王祭(愛知県))のひとつでもあります。

コロナの影響で、一昨年、昨年、中止となっていましたが、今夏は、3年ぶりに開催され、賑わったそうです。

9月下旬の秋田訪問だったので、お祭りそのものは見ることはできなかったのですが、秋田に来たからには、やはり見ておきたい!と、「秋田市民俗芸能伝承館」、愛称「ねぶり流し館」に伺いました。

館内には、立派な竿燈と、町紋や社章が描かれている提灯が、飾られています。

竿燈
左から、中若(ちゅうわか)、 小若(しょうわか)、 幼若(ようわか)、子供練習用(2つ)

それぞれの大きさは、下記の通り。

       大若   中若   小若   幼若  (子供練習用)
                                                                                     
重さ     50kg   30kg   15kg   5kg    
長さ     12m    9m     7m     5m
提灯の数   46個   46個   24個   24個 
        (提灯の大きさが、変わります)

早ければ、2~3歳から、小さい練習用の竿燈を触り始め、小学校入学の頃には、小若(重さ 15㎏、長さ 7m)を操る事が、出来るようになるとか。
凄いですよね。

町紋や社章が描かれている提灯

町紋や社章が描かれている提灯は、縁起物の絵柄が使われているものも、多いそうで、これも美しいアート。
思わず、見入ってしまいました。

そして、一番大きい竿燈「大若(おおわか)」も、展示されています。

一番大きい竿燈(大若:おおわか)、
手前が、 幼若(ようわか)、奥は、小若(しょうわか)


高さ 12mもある竿燈・大若は、展示するだけで、天井に当たり、つっかえてしまう程。
この、様々な大きさ、重さの竿燈を操って、真夏の病魔や邪気を払い、五穀豊穣を願う、秋田の夏祭り。

「迫力あるね。実際に、見たかったね」っと話していたら、なんと、この日は、実演があるとのこと。
これは、見学しなくてはです。
楽しみ、楽しみ。

実演の様子は、明日、お伝えします。

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☆秋田竿燈まつり


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