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絶望

金曜日の夜。希望。日曜日の夜。絶望。
数時間後には無機質で単調な電子音が僕を捕まえる。
また、顔も名前も年齢も住んでいる場所も職業も知らない人間と肌身を寄せ合う朝が来る。意味が分からない。肉親でも愛する人でもないのに。
そうしてたどり着いた先にも、もちろん希望は無い。ただただ次の絶望を待つだけ。

こんな人生ならばいっそ、

という思いを常に
結局あと一歩を踏み出せずに皿を洗い布団を整え明日のアラームをセットしている。矛盾。迎えたくない明日を迎えに行く準備は万全。
こんな明日を誰かが終わらせてくれたら。
他力本願寺。

昨日に思いを馳せ絶望。今日を振り返り絶望。
明日を想像し絶望。

(繰り返し)

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