信頼されない人の特徴「敬意がない」

会社は人の集まりです。いろんな考え方の人がいます。
入社する理由も様々ですが、当社の社員にお願いしていることがあります。
それは
「敬意を持って人に接する」
ということです。
顧客や取引先はもちろんのこと、社員同士、ご近所さん、言ってみたら関わる全ての人に対して、敬意を持ってコミュニケーションしましょうと伝えています。

先日のことですが、社員同士、感情に任せたテキストメッセージのやり取りがあり、お互いの信頼関係を悪化させる出来事がありました。
感情任せのメッセージを送った方が悪いのですが、それを生じさせる伏線が以前からあったことは事実です。
人間同士ですから、馬が合う人、合わない人が存在します。しかし、そんなことは当たり前の前提です。
そこで必要になるのが
「敬意」
です。

「敬意」を持てるかどうかは自分次第です。
人間同士なので好き嫌いや相性はあります。
避けることができればよいのかもしれませんが、難しい場合もあると思います。
しかし例え相性が悪いと感じる相手であっても、敬意を持つことは可能だと思うのです。
自分が相性が悪いと思えば、相手も同じように感じているものです。
問題になるのはそこに攻撃的感情を見せてしまうことです。合わないなら合わないなりに「受け入れる」とか「理解に努める」という態度が敬意を払うことだと思うのです。

これは立場や役割に関係ありません。
採用面接に行って、面接官から、いきなり「おまえ」とか言われたら絶対そんな会社に入らないと思います。
逆に会社のダメな点をあげつらう応募者がいたら、入社後の人間関係を想像し、お断りされるでしょう。

極めて当たり前のことですが、自分の感情を最優先してしまうと、相手との関係を壊し、周囲から「要注意人物」として見られてしまうのです。
結果、自分には損しか残りません。

自分の感情は大切なものです。
それが侵されそうな場面では、感情剥き出しにしてでも守らなくてはならないときもあるでしょう。

そうしたときに
「あの人があんなに怒るなんて、よっぽどのことがあったに違いない!」とポジティブに受け止めてもらえるかどうかは、日頃の他者に対して敬意を持って接しているかによると思います。

もし自分が他者から敬意のない態度を取られていると感じるなら、それは自分に問題があるかもしれませんね。


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