「プリム」は1年の間で最も楽しい、3月に行われるユダヤの祝日です。
プリムでは、子供や大人がコスチュームを着て、友人や家族と出かけてお祝いします。

プリムにはいくつかの伝統があります。
• ハマンの耳を食べる－「オズネイハマン（ハマンの耳）」とは、チョコレート、*ハルヴァ、デーツ、またはケシの実が詰められた、三角形の甘いペイストリーです。（*穀物、胡麻、野菜、または果物に油脂と砂糖を加えて作られる菓子）

• エステル記を読む－旧約聖書の中の一書である「エステル記」の中にあるお話で、当時ペルシャに住んでいたユダヤ民族が、悪のハマン（ユダヤ民族を皆殺ししようと企てていたペルシャ帝国の大宰相）の脅威にさらされていた話を読みます。

• ラーシャンを鳴らす– プリムで子供たちは、ラーシャンという玩具を回転させて音を立てます。ユダヤの伝統として、エステル記を音読している時に、「ハマン」の名前が聞こえた瞬間、子供たちはラーシャンで音を立てて騒いで、彼の名前をかき消す必要があります。

• 食べ物などの贈りもの（Misloach Manot） – フードギフトとチャリティーはプリムの主な伝統のひとつです。 小学校では毎年、お菓子が入ったフードバスケットを作って、クラスメートにあげていたのを覚えています。 それから、他のクラスメートの一人からもフードバスケットをもらいました。 美味しくて楽しかった思い出です。

• 仮装－誰かに変装することができるのが、プリムの中で最も面白いところです。 コスチュームを身につける事で、もの事の裏で存在する神様を真似るためだと信じられています。

毎年、各地で市長たちがプリムパーティー（パレード）を開催して、友達や家族でお菓子を食べたり、かっこいい衣装を着たりして、みんなが祝日気分を楽しめるようにしています。

あなたもかっこいいコスチュームを着てプリムパーティーに参加してみてください！
  
オルリ