ブラウニング『普通の人びと』を読む 虐殺を正当化する論理

▼梅雨時に読むと気が滅入(めい)る本を紹介する。

クリストファー・R・ブラウニング氏の『増補 普通の人びと ホロコーストと第101警察予備大隊 』(谷喬夫訳、ちくま学芸文庫)。1600円+税。

▼それにしても、文庫本はずいぶん高くなった。映画1本と同じ値段である。しかし、出来上がるまでにかかった手間を考えると、本とはずいぶん安いものだ。

▼この本のテーマはとてもシンプルだ。それは、「普通の人

もっとみる

201916.17 銃殺されるユダヤ女性、最後の希望

後ろ向きにわが子を抱きかかえる女性。

その女性に銃を構える男。 

 
これは、ドイツ兵がユダヤ人の母親を撃ち殺そうとする瞬間を捉えた写真です。 

殺される寸前まで、わが子を守ろうとした母親はこの後、銃殺されてしまいます... 。

史上最悪の大量虐殺…
「ホロコースト」  

暴行、財産没収、そして殺戮...。

残虐の限りが尽くされ、最後には毎日数千人がガス室に送られ、あるいは銃によって殺

もっとみる

2019.6.15 満州国とユダヤ人計画

1931年9月18日22時20分…
静寂を爆破音が貫き、暗闇が一瞬、赤く染まった。

「南満州鉄道が爆破された。中国軍による不法攻撃だ」
「今すぐ出撃せよ」

闇の中で始まった中国軍との銃撃戦は明け方まで続き、翌日までのわずかな時間で満州南部の3都市を占領。

その後も関東軍は止まるところを知らず、日本の国土の5倍にあたる満州の地をたった5ヶ月で制圧。

満州事変のきっかけになった南満州鉄道の爆破

もっとみる

愛なき結婚─アメリカのユダヤ人とイスラエルのユダヤ人(2007)

愛なき結婚
─アメリカのユダヤ人とイスラエルのユダヤ人
Saven Satow
Mar. 07, 2007

「説明されていない夢は読まれていない手紙と同じである」。
タルムード

 ジョージ・W・ブッシュ大統領は、2007年1月23日、イラクへの追加派兵を盛りこんだ一般教書演説を行う。大統領はすでに2万人増派を発表しているが、民主党からだけでなく、共和党からも批判が噴出する有様である。おまけに、

もっとみる

スタートアップネイション・イスラエル人の考えていること―努力とその結果

日本で学校教育を受けて育つと、「努力の大切さ」をものすごく小さな頃から教えこまれますよね。

耐えて、頑張って、黙ってコツコツ努力するのって、すっごく日本人の得意とすることだと思います。
例えば、「漢字を覚える」という日本語ユーザーにとっては至極当たりまえのことを身につけるために、同じ文字を何度も覚えるまで繰り返し書く。私たち日本人にとっては、こういう文字の覚え方ってあたりまえですよね。中学生にな

もっとみる
うれしいです。励みになります。ありがとうございます。
7

ロスチャイルド一族と天才ミュージシャンが生んだ名作

先日、かなり刺激的な「読書体験」をしました。
本のタイトルは『パノニカ ジャズ男爵夫人の謎を追う』
(ハナ・ロスチャイルド著、小田中裕次訳、月曜社)。
多くのジャズ・ミュージシャンを支援したことで知られるニカ男爵夫人の生涯を描いたノンフィクションです。

私もジャズ作品のライナー・ノーツなどでニカ男爵夫人の名前はよく目にしてきました。しかし、実際にどんな背景がある人なのかはほとんど知りませんでした

もっとみる

【78:22】の比率            ユダヤの法則は人生に成功する秘訣が隠されている

世界中の色々な物事は78:22の比率になっていることをご存知ですか?

例えば、地球でいうと、海と陸地の割合が78:22だったり、空気に多く含まれている窒素が78%に対して、その他気体22%。善玉菌:悪玉菌の割合が78:22がベストの状態だったり、人体の血液が78%、残りの骨や筋肉が22%など他にもたくさん存在しているそうです。

この法則を考えた人は、名前の通り、ユダヤの人が考えたそうです。純粋

もっとみる

砂漠の国からみた、日本

10代の頃、この日本がとてもイヤだった時期がある。
   すぐ群れる。 
   出る杭を打つ。
   空気を読んで自分を殺す。
   横並び。
   でも縦社会。 
ああ、本当に嫌だ。
今でもこれらは私の座右の銘には生涯入らないであろうフレーズ群だ。だが当時の私は思いっきり若かったのだろう。日本はどうもこういう特徴が色濃いらしいと知ると、今なんかとは比べものにならないほど辟易したものだった。嫌いだ

もっとみる
❤️ 子ども2人、定期テスト中。緊張感まるでなし。
88

アメリカでポリティカルコレクトネスを考える

1961年のかの有名な映画「ティファニーで朝食を」

この映画はオードリーヘップバーンだからという他に、日本人に対する人種差別描写としても有名だと、どのくらいの人が知っているんだろう。

登場するユニオシという名のニッポン人は、低身長にメガネの出っ歯。終戦後まもないという時代背景もあり、アメリカ人には皮肉たっぷりにこのニッポン人キャラがウケていたとか。

その後ニッポンには高度経済成長期が訪れて、

もっとみる

下手でもいいから書いてみませんか、自分史!! アナタの昔話がアタシは聞きたい 097/360

ごきげんよう、観世 (かんぜ) バタコです。

昨日は調子に乗って書いてしまったのですが ( ↓↓↓この記事)

1. 昨日の記事に一点だけ、補足説明したいコト!!

あとから一点だけ「しまったなぁ」と思ったことがあります。
  
   ↑毎日更新の欠点。
   熟慮して寝かせた原稿ならそんなことは防げるのかも

昨日の記事、
書いたことに大筋での訂正はありません。
■高井さんのスゴさ
■4~5年

もっとみる