芸術の秋

 図工の教科書ってどんなだったか覚えておられますか?

 てか、私自身、小学校時代に図工の教科書を見た記憶がないのです。全くない。国語で勉強した物語などはよく覚えているのですが、図工となるとほとんど記憶がありません。嫌いだったから余計に記憶に残ってないのかもしれませんが・・・

 図工の時間は、高学年では今年間50時間と決められています。音楽も同じ50時間。これは、どちらも週に1.5時間程度の割り当てということになります。

 多いと思います?少ないと思います?

 いずれにしても、音楽や図工のみならず、体育なども含めて、様々な分野を幅広く義務教育の中に取り入れて子ども達に触れさせる機会を与えている国はそんなに多くないのだそうです。そういう意味では、様々な体験をさせる中で子ども一人一人の「可能性」を見いだす土台は作られているように思います。

 でも、「受験に必要ない」という理由で切り捨てられがちの教科でもあります。

 豊かな心を育むために、人生を豊かにするスパイスの一つとして、芸術は必要。特にこのnoteでみなさんの作品を見ていると、音楽と絵は、素晴らしいものだと改めて思います。それは、生きるための手段(お金)でもあるでしょうが、そうじゃない別の価値まで感じざるを得ません。

 そんなことを考えたら、週に1時間程度しかない音楽や図工の時間がどれほど大切か!って改めて思います。私自身にその「感性」と「技術」があるわけではないが、生涯学習という視点に立って、目の前の子達の人生の中で、表現する楽しさ、芸術の面白さみたいな事のきっかけになれば・・・

 今は、風景画をかこうとしています。遠近法だのいろいろありますし、教育界では実は「○○方式」と行ったような授業スタイルを紹介した本もたくさんあって、その通り書かせればある程度みんな上手く書かせることができるようになる・・・てないわゆる授業の「ハウツー物」的なものが結構あります。

 そういったものも、上手く活用すれば、とても有効である事は私も実感済み(だって、その面で一生懸命やられておられる方の実践ですから・・・)

 でも、それだけじゃあ面白くないのも事実なんですねえ。

 子どもの描く絵ははっきり言っておもしろい!それは、馬鹿にしているという意味ではなくて、しばしば私たち大人の堅い思考を遙かに超える。それを見るのが新鮮で楽しい。

 子どもが楽しい、描きたい、表現したいとおもって作り上げた作品は本当にすごい!そういうった作品を見たいがためにやっているのかも・・・っておもえるくらい・・・

 私にも絵心があったら、人生変わってただろうなあ・・・

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