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起承忍殺と燃えよNINJAとニンジャスレイヤー

「燃えよNINJA」という作品がある。80sのニンジャムービーの火付け役映画だ。
コールことフランク・ネロがニンジャの試験に挑む。それに合格するがショー・コスギは外国人なので納得しない
コールは帰国し、そのワザで農場を地上げされようとしている親友を助ける。
親友はそんな闘争ですっかり妻と疎遠、コールは親友の妻と一夜を過ごしてしまう。つまりNTR
コールの邪魔で農場の買収が進まない組織は対抗手段としてニンジャを雇うことにする。
そのニンジャとはつまり、主人公コールの師匠であり、ショー・コスギなのだ。
親友は殺され、親友の妻は浚われ。コールは最終決戦に挑む―――

この物語、重要なのはショー・コスギはコールのこと嫌いだけど私念で別に動いてない。
コスギを派遣すると決定したのは師匠(実情を理解してないとはいえ)で、コスギは命令に従っただけ。
コスギがコールの親友を殺した段階では、コスギはコールの存在すら知らなかったのだ。
なんなら和解なり、師匠の仲裁があったっていいはずだ。
しかし二人のニンジャが出会った時、そんな事は関係ないのだ

―――ニンジャ殺すべし、慈悲は無い

慈悲は無い。お互い躊躇うことなく殺す。何故ならニンジャだからだ
燃えよNINJAは80sの米国のニンジャムービーの火付け役であり、またアジア映画の映画の影響が強い。
すなわち、復讐の物語である。
復讐の前に道理も道徳も無い、不条理が相手を殺す。殺し殺され、ニンジャは去っていく。
この映画はニンジャスレイヤー特に第一部ネオサイタマ炎上に大きな影響を及ぼしている
【起承忍殺】
ニンジャが出て、殺す―――原点がここにある

コールを殺すためニンジャ・ドージョーにやってきた組織の一員の前でショー・コスギが演舞をするシーンがある
使うのはヌンチャク、ソード、サイ……ニンジャに詳しいニンジャヘッズならお解かりであろう!
そう!かの激亀忍者伝ことティーン・エイジ・ニンジャ・ミュータント・タートルズの武器である!
琉球の武器であったヌンチャクはブルース・リーに使われたことでカウンター・カルチャーの象徴となった。
ではカタナやボーはともかくサイは?となると、この映画の影響がタートルズ含め多くのニンジャに及んでいるのだ。
炎のNINJA無くしてタートルズなし、タートルズなくしてニンジャスレイヤーなし、ここにニンジャのドージョーはあった。





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