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ヘンリー8世のハンプトン・コート宮殿

Divorced(離婚),
 Beheaded(処刑:斬首),
 Died(死亡),
 Divorced(離婚),
 Beheaded(処刑:斬首),
 Survived(生き残った).
I'm Henry Ⅷ . . . . .♩

先日、ハンプトン・コート宮殿に行ってきました。イギリスに来て以来、何度か訪れています。なかなか興味深い歴史のある宮殿です。今は、どの王族も居住していない宮殿なので、あちらこちら開放してあります。

今はちょうど、映画「女王陛下のお気に入り」の撮影がここハンプトン・コートで行われていたため、映画で使われた衣装の展示「コスチューム・ディスプレイ」が行われています。
そう、確かアン女王も、姉のメアリー2世に続いて、ここハンプトン・コートに居住し、彼女は宮殿内のチャペルをより荘厳なものに改装しています。

ですが、このハンプトン・コートが有名なのは、彼らが居住していた宮殿だからではありません。今はたまたま映画「女王陛下のお気に入り」の上映中なので、アン女王との関連で注目されていますが、通常イギリス人がイメージするハンプトン・コートと言えば、「ヘンリー8世」です。

この王様の名前、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
何をした人かは知らなくても、「ヘンリー8世」という名前だけは聞いたことがあるかと思います。
たくさんの映画やドラマにもなっているほど、数々の逸話を残した王です。
アメリカにいたとき、Netflixで「The tudors」を観ていたので、ロンドンに引っ越したら絶対に行こうと思っていたのがこのハンプトン・コートでした。

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