これは、２０１９年１月に、書いたものである。

前回の投稿で、バーミンガムとロンドンを結ぶ列車は、３社が運行しているようだと記した。すなわち、西ミッドランズ鉄道、ロンドン北西鉄道、それにヴァージン鉄道の３社である。

いま、西ミッドランズ鉄道のサイトで、１月２２日午前６時頃の電車の予約をしようとすると、５時５０分バーミンガム発、７時１３分ロンドン着の電車を利用すれば、最安値の
１８．５ポンド。これは普通車の料金、一等車なら３９ポンド。

５時５３発の電車なら、普通車が２０ポンド、一等車が１９ポンドと、本来高いはずの車両のほうが安くなっている。この電車は西ミッドランズ鉄道ではなく、ロンドン北西鉄道の運行である。所要時間は２時間１９分。

また８時１０分発の電車は、普通車でも６７．５０ポンド取られるのに、８時２５分発にすれば、料金はたったの９ポンド。前者は後者に比べて、４８分だけ早く到着するにすぎない。

１月２１日２１時５４分バーミンガム発の電車なら、たったの７ポンド。おそらく、これが両都市間の最安値ではなかろうか。ロンドンはユーストン駅に着くのが、翌２２日の０時２１分。

おそらく寝台車ではないかと思われる電車も走っている。２３時３３分バーミンガム発、ロンドンはメリルボーン駅着が翌日の６時３１分。約７時間の乗車時間である。料金は８９ポンド。この列車はチルターン鉄道が運行している。

０時４１分にバンベリー駅着。５時１７分バンベリー発とあるが、その間、乗客は列車に乗ったままでいいのか、それとも降ろされるのか。８９ポンドも取られるからには、乗客は寝台に眠ったままでいられるのではないか。

ヴァージン鉄道にもサイトがあり、ここでは、他社の電車の切符も予約できるようになっている。

ロンドンからパリまで、途中ユーロスターを利用してバスに乗ったまま行けるので、もちろんバーミンガムとロンドンを結ぶバスもあるに違いない。

「ゴーユーロ」のサイトで１月２２日の便をみると、最安値はバーミンガム１２時５０分発、ロンドン１５時５０分着の３ドル。この日のレートは１ドル１０９円。３時間もバスに乗って、料金がたったの３２７円とは。

最高値は０時４５分発、５時着の４９ドル。これはホテルに泊まることを考えれば、高いとはいえない。

ヴァージン鉄道の一等車では、どんな食事が出るのか調べてみると、写真で見る限り、ぜんぜん食欲をそそられない。

代わりに、おそらくヴァージン鉄道の電車のトイレに貼っていると思われるステッカーを紹介しよう。どうか、このトイレに流さないでください、おしめ、生理用ナプキン、紙タオル、チューインガム、古い携帯電話、未払いの請求書、迷惑至極の郵便物、昔の恋人のセーター、希望、夢、または金魚。