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最近の記事

熟語本位英和中辞典を覗く

100年以上前に初版 いまから100年以上前に、斎藤秀三郎は、おそらく独力で辞書を完成させた。「熟語本位英和中辞典」である。漢字は新字体、かな遣いは現代かな遣いに改められて、愛読者の多いこの辞書が、2016年10月末、欄外に校注をいれ、判型を少し大きくして岩波書店から出版された。全文検索できるディスク付きである。正漢字、旧かな遣いの原本も、写真版として、この円盤に収録されている。 むかし、古本屋で手に入れた、非売品の角川文庫「辞典の話」の中で、中野好夫が上の辞書について書

    • 頭の昼休み NYタイムズから

      ニューヨークタイムズ紙の購読者は、毎月10本まで、タイムズ紙の記事を人に贈ることができる。 この無料閲覧サイトに送っても、大丈夫だろう、きっと。 2番目のパラグラフまで、むつかしいと思われる単語については、オンライン学習用英英辞典を引き、グーグル翻訳にもかけてみた。芳しい出来とはいえないが。あとは、英語のまま、お楽しみください。 How to Tell If Your Brain Needs a BreakTaking a few minutes to do a puz

      • マードックの日本史

        2004年の夏、ロンドンの病院で森嶋通夫が亡くなった。ノーベル経済学賞に一番近い、日本人の学者と言われたほどの独自の理論の持ち主であった。 彼は、岩波書店のPR誌「図書」で、次のように述べていた。ジェイムズ・マードック著「日本史」は、翻訳に値するので、岩波書店から出してくれないかと。 このマードックから漱石夏目金之助は、第一高等中学校で、西洋史と英語を教わっている。ときには、朝はやく先生のうちまで押しかけてゆき、ギリシア語の詩の朗読を拝聴したこともある。 このスコットラ

        • 名古屋から台北へ

          これは、2019年3月に、書いたものである。 フレックス・インターナショナルという会社のウェブサイトを使って、名古屋発、台北行き3泊4日の航空券を調べてみよう。6月6日木曜日に発って9日の日曜日に帰ってくることにする。 表示は価格の低い順になっている。最初は、キャセイ・パシフィック航空の3万9050円。内訳は航空券の代金が2万7500円、諸税・燃油代金が1万1550円、予約発券手数料は無料。 帰りの所要時間が行きに比べて20分も短くなっているのは、偏西風のためであろう

        熟語本位英和中辞典を覗く

          米国から日本へ

          これは、2019年2月に、書いたものである。 太平洋を横断する中国の航空会社が便数を増やすので、今年は米国からアジアへ、今までよりも安く飛べるようになるだろうと、ある記事は伝えている。 これまで高かった、日本へ向かう航空運賃も例外ではない。特に直行便にこだわらないならば。 グーグルフライツを使って、2月19日発、1週間後に帰国と予定を立て、ニューヨーク東京間の直行便をみると、最安値は日本航空と全日空の9万5298円。所要時間は14時間20分ほど。 途中、ダラスで乗

          米国から日本へ

          香港から長崎へ

          これは、2019年1月に、書いたものである。 香港エクスプレスという格安航空会社が長崎、香港間を、 1日1便、週に3回運行するというニュースを耳にした。1月19日から3カ月間は、1月20日までに予約すれば、片道3100円で飛べるという。 早速、香港エクスプレスのサイトに飛び、3月12日に香港から長崎への便を予約すると、料金は3390円。価格の前に割引という表示がある。これは、3100円に燃油サーチャージや各種税金を上乗せした額なのだろうか。 次へのボタンをクリックす

          香港から長崎へ

          英国発の航空運賃 続き

          これは、2019年1月に、書いたものである。 英国には40を超える空港があるので、まずは、スコットランドにあるエディンバラ空港から見てみよう。 グーグルフライトを開いて、行き先をヨーロッパに指定すると、画面左下にロンドンをはじめ、大陸の都市が表示された。 Google フライト ロンドンへ4173円、ダブリンへ5008円、パリへ8995円、ベルリンへ5585円。これは普段より1万5429円も安いと記されている。所要時間は2時間5分。いずれも直行便の往復運賃。 英

          英国発の航空運賃 続き

          英国発の航空運賃

          これは、2019年1月に、書いたものである。 前もって、ヴィザを取得することなく、パスポートだけで渡航できる国が190カ国と最多を誇る国は、なんと日本だと英国の新聞「ガーディアン」が伝えている。日本の第1位は2年連続。 観光で外国を訪れても、そのまま不法滞在を決め込んだり、犯罪に走ったりする人々が少ないということであろう。それだけ、外国人から信頼されている証拠になるだろうか。 同じ記事のなかに2017年に外国を訪れた英国人の数が出ている。7280万人という途方もない人

          英国発の航空運賃

          10連休の航空運賃

          これは、2019年1月に、書いたものである。 4月27日、土曜日に関空発ロンドンへ行き、5月4日、関空着を計画して、日本航空と英国航空が共同で運行する直行便を利用すると51万5330円。 同じ正味5日間のロンドン滞在でも、連休最終日の5月6日発、13日着にすると、往復運賃は、ぐっと下がって13万4330円。ほとんど4倍近い格差である。 上と同じ日付で羽田発ロンドン行きの直行便にすると13万8960円。27日連休初日に羽田を発って、連休最終日の6日に帰ってくるなら、ぐん

          10連休の航空運賃

          バーミンガムからロンドンへ

          これは、2019年1月に、書いたものである。 前回の投稿で、バーミンガムとロンドンを結ぶ列車は、3社が運行しているようだと記した。すなわち、西ミッドランズ鉄道、ロンドン北西鉄道、それにヴァージン鉄道の3社である。 いま、西ミッドランズ鉄道のサイトで、1月22日午前6時頃の電車の予約をしようとすると、5時50分バーミンガム発、7時13分ロンドン着の電車を利用すれば、最安値の 18.5ポンド。これは普通車の料金、一等車なら39ポンド。 5時53発の電車なら、普通車が20ポ

          バーミンガムからロンドンへ

          英国から大陸へ

          これは、2019年1月に、書いたものである。 英国の新聞「エクスプレス」電子版、1月6日の記事によると、バーミンガムからアムステルダムへ出かけるとき、最安値の航空券が入手できるのは2月、平均価格は124ポンドだそうである。 今回は、この記事が正しいのかどうかを調べてみよう。上の124ポンドは片道か往復運賃なのか、何も記していない。 グーグルフライツで確認してみると、1月23、30日の往復運賃は、フライビーという航空会社を利用すると59ポンド。2月から7月までも、この

          英国から大陸へ

          佐賀空港から

          これは、2018年11月に、書いたものである。 佐賀新聞によると、12月23日からティーウェイ航空が佐賀と釜山を結ぶ定期便を運用するそうだ。週4往復、11月23日から12月15日までは、来年3月30日までの就航便に限り、片道1500円で予約できるそうだ。 佐賀空港からの国際線は、ソウル、上海、台北に続いて、これが4路線目になるという。 佐賀空港の近くに住んでいる人は、ロンドンやパリに出かける場合、韓国のソウル経由を使ったほうが、羽田や成田経由よりも安くあがるのではある

          佐賀空港から

          民泊サイトいろいろ

          これは、2018年11月に、書いたものである。 休日の賃貸物件に相当する英語を打ち込んで、グーグル検索すると、トップ4件が有料広告であった。次の4件である。 別荘&コンドミニアムをレンタル - Airbnb - Airbnb Trip Boards (vrbo.com) HolidayLettings: The Best Holiday Rentals, Apartments, Villas, Cottages and Self Catering Acco

          民泊サイトいろいろ

          ヨーロッパからアイスランドへ

          これは、2018年11月に、書いたものである。 アムステルダム、バルセロナ、ベルリン、ブリュッセル、コペンハーゲン、ダブリン、フランクフルト、ロンドン、ミラノ、パリからアイスランドまで、片道160ドルで行けるという記事を見つけた。今回は、これを確かめてみよう。 アムステルダムからアイスランドの首都レイキャビクまで 11月27日11時35分に発って、29日に戻ってくるなら、なんと往復運賃は131ドル。もちろん、格安航空会社のワウ航空の直行便である。帰国の便は、早朝6時発

          ヨーロッパからアイスランドへ

          北海道から九州へ

          これは、2018年11月に、書いたものである。 今回は、北海道発、九州3県を巡る旅行を取り上げよう。 12月12日に出発すると、料金は16万円。まずは札幌から羽田へ。 10時20分発のエアードゥを使うと、羽田着は12時00分、帰りは16日17時20分羽田発、18時55分札幌着にすると、往復運賃は2万2820円。 それから13時30分発の日本航空機で大阪へ。所要時間は1時間10分、料金は1万2150円。バスに乗って大阪城とあべのハルカスを見物して泉大津港へ向かう。 阪

          北海道から九州へ

          フェリーで九州から大阪へ

          これは、2019年1月に、書いたものである。 往復「阪九フェリー」で行く大阪への旅を取り上げよう。小倉駅新幹線口から無料送迎バスを使ったあと、新門司港を17時30分に出ると、翌日6時に泉大津港に着く。南海泉大津駅まで、再び無料送迎バスが出ている。 帰りは南海電鉄泉大津から、みたび無料送迎バスがフェリー乗り場まで送ってくれる。泉大津港から17時30分発。10時間あまり、大阪見物ができる。相部屋の和室なら、料金は8900円。船内で使える、1000円分の食事券付き。 新幹線

          フェリーで九州から大阪へ