長崎から上海へ



これは、2018年10月に、書いたものである。

長崎発着、上海その他の都市を訪れる4日間、朝と晩の食事が3回、昼食が2回付いて、料金は3万9800円から。阪急交通社創業70周年記念事業と銘打ち、しかも、宿泊先が豪華ホテルという。

海外空港諸税と燃油サーチャージの7000円を加えても、ひとり5万円ほどと思われる。往復に中国東方航空を使い、無錫では無錫君楽酒店というホテルに2泊、上海ではハイアット・リージェンシーに1泊する予定。

グーグルフライツによると、12月7日長崎発、10日上海発にすると、中国東方航空による往復料金の最安値は3万
5179円。直行便の所要時間は、往路2時間5分、復路1時間35分。西風がよほど強いのであろう。

最初の宿泊先、グランドパーク無錫では広さが30平方メートル、キングベッド1台の部屋にふたりで2泊すると、676.61元、この日のレートは1元が16.23円なので、1万1000円ほど。ふたり分なので、それほど高くは感じられない。

部屋の広さが50平方メートル、歓迎のフルーツバスケット、ミニバー付きにすると、ふたりで1万9200円ぐらいになる。

上海では2017年4月に開業したハイアット・リージェンシー上海グローバルハーバーとやたらに長い名のホテルに泊まる。広さが50平方メートル、キングベッド1台の部屋にふたりで泊まると、税サービス料込で1万4300円ほど。

ふたり分の航空運賃が7万400円ぐらい、それに無錫での2泊、上海での1泊料金を加えると、およそ9万円6000円、ひとり4万8000円ぐらい。

昼は無錫料理に飲茶、夜は四川料理、北京ダック、上海蟹フルコースが食べ放題、それに無錫と蘇州、上海の市内観光が、旅行代金に含まれているので、お得感は、かなり大きい。3日間のバスの走行距離は600キロ以上にもなる。

3日目の午前中は、上海租界時代に建てられた西洋建築が黄浦江沿いに並ぶ外灘を20分散策と予定表にあるが、ここは日が暮れてから訪れたほうが、風情があっていいと口コミに寄せられている。

宿泊先のホテルからは、地下鉄3番線と2番線を乗り継いで40分ほどであるから、昼とは趣の異なる、夜の外灘散策を楽しむのもいいと思う。雨に濡れた道路に照明が反射している動画が、大手動画サイトで見られる。

上海のホテルは、巨大なショッピングモールの上階にあって、土産品や日常品を買うのに便利だとか、朝食が美味とか全体的な評価は高いのだが、苦情も多く寄せられている。

地下鉄や道路からの騒音がやかましいとか、壁が薄くて隣の話し声が聞こえてくるとか、スタッフの接客態度が冷たいとか、家具が安っぽいとか、悪口も尽きない。

小さなプールでは、男女が水着で一緒に泳げるのに、ジャグジーでは、どうして水着の男女を別にするのかという、ラトビアのホテル関係者の苦情もあった。

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