これは、２０１８年９月に、書いたものである。

航空券とホテルだけを旅行代理店に頼み、目的地での計画は自分で立てるという旅行の仕方もある。

成田発、カナリア諸島のテネリフェ島のホテルに５日滞在するとして、エクスペディアで検索してみる。航空運賃と宿泊費の合計が、およそ３０万円の旅程を記してみよう。正確には２９万９６５２円。

１２月１７日、成田１２時１５分発、１６時０５分、モスクワ着。この街のホテルで一夜を明かし、翌日１２時１５分、テネリフェ島へ。１７時３０分着。

帰りは１２月２３日１９時３０分、テネリフェ島発、モスクワ着が翌日の４時１０分。空港で１４時間５０分過ごし、１９時にモスクワ発、成田着は２５日１０時２０分。

５泊する宿泊先は、サンタ バルバラ ゴルフ アンド オーシャン クラブ バイ ダイヤモンド リゾーツという、やたら長い名前である。

アパートになっている部屋には、衛星放送付きの薄型テレビ、キッチンには冷蔵庫、コンロ、電子レンジがある。きっと皿やスプーン、フォークなどもあるのだろう。また、毎日ではないが、部屋の掃除も無料でしてくれるらしい。

同じ建物の中には、フィットネス設備、コンビニ、２４時間対応フロント、レストランなどがある。

モスクワの空港で１５時間ちかく過ごすなんてもってのほかと考えるなら、別の航空便を使う手もある。ただし、料金は、少し高くなるが。

イベリア航空で成田を発ち、マドリード着が１８時３０分。ここで１泊して、翌日の１１時３０分、同じイベリア航空を使って、テネリフェ島の南空港着が１３時３０分。

復路はテネリフェを１８時３５分発の英国航空を使い、英国のガトウィック空港着が２２時５０分。そして翌日の１５時４５分に、ヒースロー空港から成田へ向けて、同じ英国航空で飛ぶことになる。航空運賃とホテル代は１０万円以上も高くなり４１万４１５０円。

ガトウィック空港のそばには、ホテルがたくさんあり、夜の１１時近くに空港に着いても、特に問題はないだろう。

ガトウィックとヒースローの間は、バスか電車と地下鉄を使って８０分ほどかかる。バスは空港の南ターミナルから出て、料金は１５００円ほど。

正確なバスの料金を知りたいと思って、グーグルフライツを開いて、ガトウィックとヒースローを入力してみたが、人工知能は反応しなかった。ユーロスターの電車は検索できるが、ガトウィック・エクスプレスと地下鉄は無理らしい。

それなら、グーグル・マップのルート検索がある。電車で、やはり８０分ほど。うち徒歩４分を含む。料金は、わからない。

ナショナル・エクスプレスというバスなら手数料込みで、１１時１０分発なら１７ポンド。１０時５分発、１０時４０分発なら２８ポンド。

どうして、発車時刻によって、こうも価格差があるのか不思議に思ってよくみると、１７ポンドの便は、所要時間が１００分になっている。最短時間は７５分。いずれも直通なのだが、走行スピードが違うのだろうか。