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【連載小説+あとがき】恋愛ファンタジー小説:星の誓い~星姫と魔術師の永遠の絆~ 第3話 星の聖石と哀しき星姫前編

前話

 部屋の中には小さな光る球体が至る所にあり、その光が真ん中に安置されている「星の聖石」を照らしていた。「星の聖石」はまたその光を反射して屈折した光が部屋中にあった。イリスはつかつかとそこへ入っていくと「星の聖石を」持った。
頭上高く持ち上げる。レヴィオスは嫌な予感がした。崇めるために掲げているわけではない。予感は的中した。イリスは「星の聖石」を思いっきり床にたたきつけた。音もなく水晶の塊だった「星の聖石」は粉々になった。
「何を……」
 突拍子もない行動に出られて強く非難しようとしてもかすれた声しかでない。イリスは二片の欠片を選ぶと、他の欠片の力を吸わせる。淡く光るその欠片の一つをレヴィオスに差し出した。
「イリス?」
「力を失った星の聖石は壊すしかないの。欠片として小さくすることで力の保持力を節約して、どちらかが生き延びたらそれを元の形に戻すのよ。大丈夫。世界が収まれば自動修復力で元に戻るわ。この役目を私とあなたで担うの。さ。ここには用はないわ。いきましょ。またね。星達よ」
 イリスは背を翻す。その頬に光るものがあった。自ら壊したことの後悔か、何もできない哀しみか。いずれにせよ。特別に思っていたものを守れない切なさを感じているようだった。あのけらけら笑っていた無邪気さもなく、お転婆姫として帰っていった気配もなく、繊細な少女の部分を垣間見たように思えた。イリスはこの短期間にレヴィオスに様々な顔を見せていた。
 扉に鍵を再びかけるとイリスはレヴィオスを見る。
「このことは内密にして。そして次の災難が来るまで黙って持ってて。すぐにまた国の中で異変が起こるわ。そのときにまたこの欠片が必要なの。それまではいつも通りにするのよ。それじゃ、帰りましょ。そうね。星庭園でも巡って気をほぐしましょうか」
 そこには顔を真っ黒にして髪の毛を爆発させてけらけら笑っていたイリスはいなかった。普通の少女の姫がいた。あのときの笑みを見たいとレヴィオスは思う。何者にもとらわれない自由な存在。レヴィオスはそんなそんな存在に憧れていたと今、思い知った。その目標がイリスなのだ。
「すまないな。気を遣わせて。私にあの爆発頭になったときほどのユーモアがあれば姫も心がほぐれただろうに……」
 レヴィオスが申し訳なさそうに言うと。イリスは目を丸くした。
「あなた。私に気を遣っているの? そんな必要はないわ。星姫は星の力を引き出す人間。ユーモアなんてこんな時までに不必要よ? 雨男さん」
 そう言ってイリスはにっこり笑う。あのときの無邪気な笑顔が浮かんでいた。ただ、それは作られたものだった。レヴィオスは心を隠すイリスが哀しい姫、と思った。その偽りの笑顔を本物にしてやりたくなった。レヴィオスは一歩前に出た。イリスとの距離が近づく。イリスは不思議そうにしている。レヴィオス自身なぜ、こんなに自分が星姫に肩入れしてるのかわからなかった。とにかく、気になる。それがレヴィオスにとって初恋だとつゆ知らず……。


【あとがき】
中継をネストハブに飛ばしてますが、どうも落ち着かない。で、いろいろしてはいますが、先制点二点入ったところを見ればやはりラジオでは聞くわけにはいかない。中継が落ち着かないんです。で春時雨がかけない。花霞はいく? と思いつつ。ある程度の赤ちゃんの成長を印刷はしてますが、子育ての覚えのない私にとっては未知数。ワンワンぐらいはいいそうですが。で、星の誓いも6話まで書いていたので3話目をあげに来ました。他の話もあるのですが。緑を書き続ける手もあるし。つなぎのところで、どうしようかしらというところです。また試合が動き始めた。巨人が打ち始めた。でも画面は見ていない。声のみ。また血圧はかります。これを投稿して、なにかできないか考えます。明日はネイル。やっとアートが入れられる。月に一度のネイルサロンです。ヘアカットは二ヶ月ぐらい行かなくていいぐらい切りました。カラー入れたいけれどはたらかにゃ。さて、次は何をしましょうかね。

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