モス私物5「CASEY CASEY コーデュロイカバーオール」

こんにちはモスです。

タイトル通り今回も私物紹介です。

-魔法にかかってしまう-

このキャッチフレーズにピンとくる方もいらっしゃるかなと思います。

今回はCASEY CASEYのコーデュロイカバーオールを紹介したいと思います。

ケイシーは僕の大好きなブランドなので、少し触れさせてください。

ケイシーの服は、フランスのアトリエで職人が手作業で制作しており、デザイナーのギャレスケイシーも制作に関わって、ほとんどの服にデザイナー本人が手を加えることで有名です。

手作業であるが故に、同じモデルでも個体差が存在し、尚且つ少量の生産しか出来ないため、その希少性から、見つけた時に手に入れないと、なかなか次に同じ物に巡り会えないことが多いです。

生地は厳選された素材を使い、そこから何度も洗いをかけて、何年も着込んだ風合いを出していきます。

なので買った瞬間から、まるでヴィンテージの洋服のような、どこかこなれた雰囲気を醸し出してくれます。

またディテールやパターンにも変態的とも言える拘りがあることも特徴的です。昔の生地の縫製やディテールを完全に再現したり、見えない裏地部分に丁寧な仕事がしてあったり。そういうところも服好きには堪りませんよね。

一度試着するとそのオーラに圧倒されて、そのまま買ってしまうことが少なくないです。魔法にかかるとはまさにこのことなんだなあ。としみじみ思います。

ちなみに僕はデニムやカバーオールなどのワークアイテムをファッションの中に取り入れることが多いです。

僕のファッションをジャンルで括るとすれば、フレンチカジュアルが一番近いと思います。

フランスではワークウェアをミリタリーやドレスなアイテムでサイズ良く着崩すことが伝統的な着こなしであり、フランス人はそう言ったスタイルを非常に好みます。

僕がフランスのブランドが好きな理由は、ハイセンスなワーク系のアイテムがたくさんリリースされるからです。

マルジェラ、フランクリーダーもそう言ったフレンチファッションの系譜を引き継いだブランドと言えると思います。

ケイシーも然り。

また、洋服にブランドコンセプトや拘りがしっかりと垣間見れるところも僕がケイシーが好きな理由です。

話が少し逸れましだが、このカバーオール。

ドルマンスリーブの様な袖付けで、昔のフランスの家庭で作られていた洋服の製法を採用しています。

チェンジボタンや、襟の立ちが良いように襟裏にコットンが貼ってあったり…そのあたりはブリティッシュのディテールが匂ったりして。イギリス人のギャレスらしいところも垣間見れます。

ワークウェアなのにどこか上品なのはそう言った細かいディテールが効いているのかなと思います。

ヨーロッパの古い手法とケイシーならではの生地を合わせた素晴らしい洋服です。

あとは…とんでもなく重いです。コーデュロイの生地の厚さが凄いです。

丸1日着ようものなら肩がめちゃくちゃ凝ります。

ですがその重厚さが、洋服の持つオーラに拍車をかけていて、他には無い雰囲気を出してくれます。

ケイシーの服は高いと思う方も多いと思います。

ですが僕はケイシーという洋服の持つクオリティや、ブランドスピリットに共感しているので、値段以上の価値を見出しています。

ケイシーを纏うことで、他のブランドとはまた違った感覚を味わうことができます。

至極の一枚。

コーデュロイのカバーオールにはこれ一つで死ぬまで困らないと思ってます。

長くなりましたがお付き合いいただきありがとうございます。

それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?