見出し画像

【番外編】検証:ぼっち女は英国生活に適応できるのか?

こんばんは。待ちに待った土曜日がやってきました。
noteで投稿を始めて一週間が経とうとしています。今週は国内旅行記を中心に投稿していましたが、そればかりというのも飽きがきますので、今日はイギリスの話をしたいと思います。


◆前日譚


そもそもイギリスへ行ったのは大学のカリキュラムに組まれていたからです。私が所属していた専攻では毎年2年生が、イギリスの大学の学生さんと合同で展覧会を開催するべく、【参加者の募集・アーティストとのやり取り・カタログの制作】などをクラス全体で取り組むという授業があります。そして、春休みに実際に現地の大学に飛び、ギャラリーを借りて展覧会やプレゼンを行い、それとは別にロンドンで美術館や博物館を巡ったり、自由行動日はそれぞれ好きに計画を立てて好きなところに行けるというもの。
私が2年生の時はコロナ禍でしたので現地行きは延期になりましたが、大学3年生だった昨年の2月に、クラス全員&後輩と一緒にイギリスまで行きました。(私たちは前年度に授業自体は終わらせているので、本当についていくだけ)

イギリスにいたのは2週間ほど。最初の1週間は現地の大学の寮で寝泊まりし、そのあとはロンドンに移動しホテルに泊まっていました。ロンドンにいた1週間のうち自由行動日が丸々3日あり、(細かいところはぼかしますが)その間学校に友達がいないぼっちJDだったわたしがどうやってイギリスで生きていたかという話をします。
※半分備忘録なので、そんなに役に立つ話はしてないです。長期滞在の場合は状況が変わるのでもっと役に立ちません。ご了承ください。

前提情報


1.ロンドンのそこそこ中心部のホテルにいました。大英博物館が近かった。
2.クラスの中に1人だけ中学からの同級生(ここではAちゃんとする)がいて、ホテルでも同室でした(2人ずつの相部屋)。あっさりさっぱり気楽なひとで、無理に話さなくても良かったのはありがたい。その子には他にも友達がいて、日中は別行動だったので部屋以外での会話は特になし。
3.ぼっちと言ってもハブられたりしているわけではなく、喋りかけられたり必要な時は普通に話すし、挨拶と何かしてもらった時のお礼だけはちゃんと言っていました。
単純に私が人と行動するのが苦手なだけで、その代わり人間界にいても違和感がないように振る舞う努力はしています。すなわちエリートぼっち。
4.中学〜高校レベルの英語は読めば理解できますがスピーキングはからっきし。
5.観光はしていません。

◆朝


自由行動日が丸々3日あった、と書きましたが、厳密に言うと"帰国前の"丸々3日間でしたので、「あと3日間自由に遊んで帰るだけ!」と浮かれたお目覚め。
毎朝8〜9時には起きてました。人に寝顔を見られるのが嫌で、同室のAちゃんが活動し始めた気配を察知して一緒に起きてます。
ホテルには朝食ビュッフェがついていて、私は少しでも1人の時間を捻出するために一度も利用していませんでしたが、一方でAちゃんは毎朝利用していたためここで一度Aちゃんを見送ります。その間に私も朝食タイム。近くのスーパーで4個入りのチョコクロワッサンを買い、毎朝一個ずつ食べてました。

30分ほどでAちゃんが部屋に戻ってきて出かける支度を始めますが、私は特に予定はないので、忙しなく動くAちゃんの気配を感じながら朝の読書タイム。ちなみに1人で気ままに過ごしていたのは私だけで、あとは友人同士2〜3人でミュージカルを観たり大英博物館や美術館を巡っていたと聞きました(そりゃそうですよね)。
11時前にはAちゃんが出かけ、部屋には私ひとり。Aちゃんはイギリス生活を余すところなくエンジョイしており、毎日帰ってくるのは21時前後だったので、それまでは自由です。

私はというと、ホテルのすぐ近くにパン屋さんがあって、まずはそこでシナモンロールとミルクティーをブランチとして購入。指差しとカタコト英語でどうにかなります。
日本みたいに焼きたてにこだわっているわけではないようで、買ったシナモンロールは冷えていましたが、ちゃんと美味しかったです。ミルクティーはやたら熱くて舌を火傷しました。
歩いて数分のところに大きめの公園があり、昼間でもそこそこ人通りがあります。小さな子供がいたり、犬が走り回ってたりして、なかなか癒される場所です。その公園のベンチで買ったパンを食べたり、部屋に戻って食べたりしていました。

◆お昼〜夕方


出かけたついでにプレタマンジェという日本のドトール的なチェーン店でおやつ用にサラダを購入。

ボイルした小エビが乗っていて、彩り豊かで美味しかったので何回かお世話になりました。
このあと書きますが、近くにお気に入りのパブがあり毎晩そこで夕飯を食べていたのですが、野菜ほぼなし、あってもクタクタになるまで火を通され、恐らく栄養も流れ出ていそうな気配がしたので意識的にサラダを買っていました。

部屋に戻って、このあとはしばらく読書タイム。紅茶を飲んだり、時々昼寝したり、お腹空いたらサラダを食べたりしているとあっという間に15時くらいになります。
お昼過ぎに部屋にいると、ドアの外から掃除のおじさん・おばさんが口笛を吹いてる音が聞こえてきたりします笑 日本でもこれくらい陽気に働けたらいいのにと思うばかり。
ここからは行動パターンが日によって変わるのですが、暗くなるまで本を読んだり、散歩がてら近辺の書店を巡ったり、近くのカフェでお茶したりしてました。

これはそのカフェのアップルパイとアールグレイ。普通に美味しいです。

◆夕食


ホテル近くのパブに行きます。行きすぎて顔を覚えられていました。 

内部はこんな感じ。どこのパブも大体似たような雰囲気。洋画みたいですよね!常に人が大勢いて、会話したり1人で飲んでいる人もいます。なぜか隅っこにアーケードゲームが一台だけ置いてあって、料理が来るのを待ちながら英国紳士が遊んでいたりします。

パブではカウンターに客側が行って注文し、その場で会計を済ませて席で待つキャッシュオンデリバリーが一般的です。追加注文をする場合はその都度お会計。

食べたものの一部です。1枚目から順に、スカンピ&チップス、サンデーロースト、バンガーズ&マッシュ。
スカンピはエビのことで、大体エビフライみたいなもんです。サンデーローストというのは、イギリスの日曜限定ご飯といったところ。お肉、ヨークシャープディングという甘くないシュークリームの皮みたいなもの、ローストしたお野菜がワンプレートに盛られていて、イギリス料理には欠かせないグレイビーソースをかけて食べます。味は美味しかったけどお肉がすごい硬かった…

私のお気に入りはバンガーズ&マッシュ!
バンガーズはソーセージのことで、マッシュポテトとソーセージにこちらもグレイビーソースをかけていただきます。日本のソーセージとは違い皮にパリパリ感はなく、中身のお肉がむちっとしていて、食べ慣れたソーセージではないけど美味しかった!あとマッシュポテトもやたら美味しかったです。ほんのりチーズの味がして、赤ワインベースのグレイビーソースやビールによく合います。
(この時私以外のみんなと先生方で一緒に飲み会をやっていたと聞きました。その情報は知っていて、「誰か行かない人もいるだろう」と思って個人で行動していたのですが、後から送られてきた写真を見たら私以外みんないてちょっとびっくり。)

「イギリス料理は不味い」と言われがちですが、ここ数年間で美味しいご飯が食べられる店が増えたようで、私は割と好きでした。選んだ店が良かったのかもしれません。栄養バランスは偏りまくりですが。

流石にこれだけだとビタミンが足りないので、ウェイトローズというスーパーでマンゴーのカットフルーツを買って1日1パック食べてました。マンゴーのカットフルーツって日本だと冷凍以外に見たことないですよね。味が薄いというようなこともなく、ちゃんと美味しいマンゴーでした。

これ以降、現在に至るまで変わらずイギリス料理は好きで、東京にある英国風パブには時々足を運んでいます。

 

東京で食べるとこんな感じ。盛り付けは本場に近いですが、味はこちらの方が美味しいです笑
でも異国の空気を感じながら食べた料理の方が記憶に強く残っていて、野菜はクタクタでしたが、それもひとつの思い出です。

最後に、イギリスで撮ったお気に入りの写真たちを載せておきます。

ロンドンにも中華街があるの、現地に行くまで知りませんでした(4枚目) 

そうそう、現地の大学で適当に買ったポテチがすごく好みだったのですが、これって東京のどこかで買えたりしないんですかね。

◆総括


散々自分のことをぼっちと言っていますが、私がぼっちでも楽しくいられたのは環境のおかげだと思います。私は中学から美術系の学校にいましたが、美術やってる人って、自分の好きなもの・ことがはっきりしていて、それを楽しむことに全力だからいい意味で他人に無関心。授業中もずっと傍にスケッチブックを置いて、ちょっとでも時間があれば先生や周囲の友達をクロッキーしていたりする。
そういう環境なので、1人でいても浮かないんですね。ギャルもおとなしい子もオタクもみんな仲良しで、人間関係での問題はほとんどありませんでした。友人も私が1人でいるのが好きだと知っているから「この日に○○ちゃんと××で遊ぶ」という情報はくれても無理に誘わないし、ノータイムで断っても全く気にしていませんでした笑(たまに気まぐれで参加すると超喜んでもらえる)
社会に出た今、あの環境は本当にありがたいものだったと思います。

話を戻しますが、海外に行くとどうしても付き纏うのは言語の壁。私は困ったことがあった時はスマホの翻訳画面に文字を打ち込んで相手に見せていました。向こうも困っていることを察して助けようとしてくれます。
そして、何かをしてもらったら画面ではなく自分の声で、しっかり笑顔でお礼を伝えること!これだけは必ず守っていました。こちらが笑顔でいると、相手も笑って返してくれます。あなたの笑顔は可愛いので自信を持ってください。

ちなみに出発前まで本当に憂鬱でした。人と旅行に行くのなんて家族旅行と修学旅行くらいしかなかったし、自我が芽生えてからはずっと一人旅が基本だし、人と旅行をするのが嫌すぎて。
ただ、結果的には自分の好きなものを発見できる機会にもなりましたし、見慣れない街での生活も悪くなかったです。もう一度、今度は1人で英国に行って自由にできる期間があるならまた行きたい!

検証結果:スマホが近くにあり、且つ笑顔で「thank you!」と言うことさえできれば適応できそう。

今回はこれで以上。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?