VTuberを推していたら仕事を辞めて海外留学をすることに決めた話
生きていて何かしらの推し活をずっとしている。
漫画だったりゲームだったり。
VTuberを推す前
コロナ禍になる前に何年か2.5次元の舞台を見に行っていた。関東に住んでいても予定が合えば地方に遠征したり、当時東京公演のチケットが入手困難だったのもあり、海外公演も見に行っていた。
コロナ禍に入り、私がチケットを取っていた舞台が立て続けに公演中止となり何となく足が遠のいてしまった。舞台に通う前なら振替公演でもしたら?と思っていただろうが、通い出すと役者のスケジュールや会場を抑えるのが大変なことは容易に想像できるため泣く泣く諦め、そのまま熱が冷めてしまった。
ある日突然VTuberのオタクになる
Vtuberという存在について知り合いの影響で知っていたが当時は全く興味がなかった。
アニメも見るオタクだったので中の人ありきのガワに惹かれなかったんだと思う。VTuber、ふ〜ん。なんか流行ってるよね、ぐらいの認識だった。
それが2023年の2月ごろ急に、NIJISANJI EN("にじさんじ"の英語圏ブランチ)にはまってしまったのだ。
たまたま手帳を日記代わりにしていたのもあり、読み返してみるとその頃を境に推しについてばかり書くようになっていた。
きっかけは思い出せないけど何かの切り抜きを見てからドはまりして、何人かの配信を何となく見ていてだんだんと推しに落ち着いた。
推しについて
「浮奇 ヴィオレタ」という未来から来た超能力者という設定でNIJISANJI EN5期生、Noctyxのメンバー。優しめの声でゆっくり話すが口は悪い。カービィやシナモロールみたいな丸くてかわいい生き物が好き。歌がうまい。リスナーにいつも「自分を大事にしてご飯食べたり水分補給をしてね」と面倒を見てくれたりするので浮奇ママと呼ばれている。初期の頃にマスコットキャラクターを決める配信でStargazersという宇宙クラゲを生み出したので、それもママと呼ばれる所以かもしれない。LGBTQについてのチャリティー配信なども行っていた。
中の人ありきのガワに惹かれなかった私はどこかへ消えてしまったらしい。
賛否両論あると思うがアニメなどのキャラクターとは違い、VTuberは中の子の人柄が見えるのがいいなと思っている。
私の英語レベル
ところで私が英語ができるのかと言えば、ほぼできなかった。社会人になって英語を使う環境にいたわけでもなく、学生時代に割と好きでやっていた程度。
義務教育レベルの英語が何とか出来るぐらいではネイティブの会話を理解するのは難しい。
だがしかしYouTubeではリアルタイム配信を自動翻訳してくれないのだ!
推しはYouTubeでの配信を主としており、配信後にアーカイブが残るので後から見れば自動翻訳がつく場合もある。
("場合もある"としたのは私が見たいものに限って翻訳してくれないものが多いような…)
そして配信頻度が多いとアーカイブも追いつかない、Vtuberの中身は人間なので中の子の雑談などその時に聞くのが面白いことが多い。でも何となく配信を流していても理解にはつながらない、と思い色々調べた結果Google翻訳にリアルタイムの配信音声を取り込んで内容を理解することにした。やり方などは以下参照。すごく役立ちました、ありがとうございます。
(もっと他によさそうなリアルタイム翻訳できる方法があれば知りたい。)
Google翻訳ってすご~~~い!と感動したが音声を取り込んだり、翻訳内容をリセットしたりして手が離せなくなってしまった。それでも理解したいが勝った私は自炊をほぼやめるに至った。
当時リモートワークが盛んだったというのもあり、家にいる機会が多く配信を追う時間はたくさんあったので、自炊と引き換えに推しの配信に張り付きずっと翻訳をする生活を3か月ぐらいしてからは何となく言っていることがわかるようになり、今はどうしても正確に内容を把握しておきたい配信以外はそこまで必死に翻訳していない。
Chromeには英語音声を自動で文字起こししてくれる機能が元から備わっており、聞き取れずとも文字で単語を見るほうがわかりやすいので最近はずっとそれに助けられている。難しい話をしていなければ作業のBGMとして画面見ず音声だけ聞いている時もある。
推しが口数の少ないタイプかつ話すスピードがゆっくりなのもよかったのかもしれない。
英語勉強について
推しの話している言葉を少しでも理解したく、大学受験用に使っていた参考書を引っ張り出した。
ものを捨てられずいつか使うかもしれないと英語の参考書だけ捨てていなかったのが幸いした。
私の勉強といえば参考書を解きなおす、英語勉強のアプリをやっていただけ。
どこからやればいいのかわからないが何かしたいオタクは大学受験用の文法書を1冊買ってやってみるといいと思う。
留学を決めた瞬間
昨年末ぐらいにTOEICを受けようと勉強し始めた矢先に、部署移動で仕事が忙しくなり前ほど推しの配信を見たり勉強する時間が取れなくなってしまった。
仕事は別に好きではないし面白くもないので、この際やめて海外行くのもありかも〜!と突然ひらめき、早速留学エージェントにコンタクトを取ってみた。
(昔から仕事をやめることに抵抗がないので、舞台の行きたい公演の日に休みが取れないなどで過去にも仕事を辞めたことがある。)
ワーキングホリデーの使える国で、推しのイベントへのアクセスがいい場所がいいなと漠然と思い滞在地を選定した。
エージェントの担当者にどうしてその場所?学校もそんなに多くないし…と言われ、推しのイベントに行きやすい場所なので選びましたとも言えず、過ごしやすそうなので・・・と意味不明な返答をしたのを覚えている。
(にじさんじ運営は日本だが、ENはライバーが世界各国にいるため海外でのイベントが多い)
そこから滞在先や学校などスムーズに決まっていき希望の地で留学を決めた。
突然海外留学をしたくなった社会人は準備に半年ぐらいかかると考えてもらうといいかもしれない(?)
おわりに
結局のところ留学してその先どうするかはあまり考えていない。若くないんだし行ってどうするの?と思われるかもしれないが、推しをもっと理解したいとしか考えていないかもしれない。
推せるときに推さないと後悔するのだ。ライバーが急に引退を発表してくるかもしれないし、極端なことを言うと私も明日死ぬかもしれない。
X(旧Twitter)にも書いたが、推しと出会わなければ社会人になって英語を勉強しなおそうと思わなかった。推しが好きなシナモロールに今までは全く興味のなかったのに、見かけたりするとかわいく見えてグッズを買うようになってしまった。
今まで知らなかった、別世界だと思っていたものが自分の中に入ってくるのはすごく楽しい。
私の世界を変えてくれてありがとう。
そんなこんなでまだ少し手続きや家の片づけが残っていますが4月から語学留学に行ってきます。語学学校が終わったらビザをワーホリに切り替えてなんやかんやする予定。
久々の学生生活楽しむぞ~~!
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