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教育と探求社への思い〜先生の卒業〜

3月末をもって8年間やった教師を卒業しました。
4月より教育と探求社 東日本学校部に入りました。


教師を卒業


⚪︎初任から2年目

ちょうど8年前の3/31に世田谷区から呼ばれて夜の7時くらいに初めて初任校へ。そして、4月1日から勤務。ドタバタで始まった。初任でもったのは2年生。初めてで何もかもが新鮮で楽しすぎました。子どもたちがとにかく可愛くて、初めての担任で、授業も休み時間も行事もめちゃくちゃ楽しくて、先生になって良かったな。ずっとそんな幸せでした。深いことを考えず、純粋に学校を楽しんでいました。
その子たちを次の年も持ち上がった。
2年目の時にここで教育観を大きく変える社会科との出会い。これからも多くのことを一緒に学んでいきたい方たちと出会いました。

⚪︎初めての5.6年

忘れられない2年間。社会にもどっぷりハマり、研究員で年に30回くらい検討会を重ねて、力がついたとかどうとかじゃなくて、とにかく楽しかった。
そして、学年は子どもたちに「最高だった」と言って卒業してほしい。そのために何でもやった。研究授業にもとにかく手を挙げた。宿泊学習担当者。運動会の組体操。普段の授業。うまくいかないこともあったけど、高学年の楽しさを心の底から感じていました。
そして、忘れられない2/28。コロナで一斉休校が決まって最後の登校日。卒業式もあるか分からない。学年の先生たちと職員室でみんなで号泣。「どうにかできないんですか?」校長に泣きつきました。最後の最後に外で6年生を送る会。一日中号泣。今でも忘れない。子どもたちの前で泣き崩れました。子どもは意外と冷静。「先生、元気出せよ」笑
最後の1ヶ月はなくなってしまったけど、卒業式は笑顔でお別れ。
そのあと、中学3年になった子たちが、異動の時にみんなが来てくれた。20歳で飲みに行くのが楽しみです。本当に忘れたくない2年間

⚪︎続けて5.6年

コロナで始まった2年間。だけど、好きなことやりまくった2年間。本当に周りに子どもに支えられた2年間。初めて社会科連盟でも実践。連盟はこれからも通い続けます。大変だったときもあったけど、子どもと会える、職員室に行けることが、とにかく毎日たのしみだった。学年、支えてくれた専科の先生たち、と職員室で話すのが楽しすぎた。子どもたちも本当にかわいくてかわいくて仕方なかった。何も変わらなくていい、自分を変える必要ないし、自分の好きなことをとにかく追い求めなさい。そんなことばかり言ってた。仲間たちに自分の価値観をたくさん聞いてもらった。たくさん聞いた。たわいもない話もたくさんした。職員室でたくさん笑った。

人生で初めてバンド組んで子どもたちの前で熱唱したことは忘れません。卒業式では、行きの電車の中で号泣。教室前で号泣。子どもたちが揃ったら号泣。呼名始まったら号泣。最後の授業で号泣。お別れで号泣。泣きまくった卒業式。「大人になった自分へ」の手紙。これを渡す時が楽しみ。

⚪︎5年生

社会課題を意識。フェアトレードの方たちと実践。
ここで教育観をさらに大きく変える出会い。

教育と探求社との出会い。

本で読んだことはあった。クエストを見たこともあった。ただ、プログラムをやるのは初めて。自分でプログラムをやってみて子どもたちが変わるとき、変わる瞬間は今でも鮮明に覚えている。こんなに楽しみながら、子どもたちが学んでいる姿が忘れられない。「お金」についてから始まったのに、5年生が「幸せ」を語っている。その姿に衝撃。

ここから、ウェルビーイングや組織についても興味が湧いた。何か自分の中に探求の火がついた。

⚪︎特別支援

もしかしたら、1番大変だった1年かもしれません。今までやったことが通用しない。うまくいかない。
自分を出せない。それどころではない。自分自身と1番向き合ったかもしれません。今までで1番その子自身と向き合った1年。この1年の経験は忘れたくない。教育とは?特別支援とは?社会とは?学校とは?先生とは?学びとは?問いが常に自分の中に駆け巡っていました。どうにかしないといけない。あまり仕事が回ってこなかったので、自分で外にたくさん出た。世界にはワクワクや楽しさがたくさんあると知った。仲間がたくさんいることを知った。

そして、探求社とのご縁を頂きました。


自分自身への問いが知らず知らずのうちに自分を動かしたのかもしれません。縁をつなげてくれたのかもしれません。本当にご縁に感謝。

振り返ると、本当に楽しい楽しい幸せな先生としての時間でした。自分の人生において本当に宝物です。教師という仕事が僕の人生を変えてくれました。心の底から天職だと思っています。

んー。こう振り返ってみると、じゃ、なぜ卒業するのか?決して、嫌だったわけではない。楽しくなかったわけではない。子どももかわいい。忙しいけど充実感はある。尊敬する人たちにもたくさん会えた。卒業生と会えるのが本当に楽しみ。天職だと本気で思う。

けれど
今のこの教育現場を見てるだけでいいのだろうか…
そんなモヤモヤをずっと抱えていました。
人ごとにして誰かのせいにするのだけは嫌だ。
でも、動けない自分がもどかしい…

学びを変えたい。教育を変えたい。より良くしたい。そう考えることもあるし、それもあるかもしれないけど、どれも合っているようで違う。それが全てではない。

今の学校現場もたくさんいいところがある


ずっとそんなスパイラル



そんな中で
探求社に出会い
「ワクワクした。」
この言葉がピッタリかもしれない。
そんな思いなのかもしれない。

まだ見ぬ人に出会いたい。
まだ話してない人と話したい。
まだ行ったことない学校に行きたい。
まだ見ぬ先生に会いたい。
まだ話してない対話をしたい。

色々な学校に行き、色々な先生に会い、色々な子どもに会い、色々なプログラムを広める

結果それが日本の教育をよくすることにつながるなら、本当に嬉しい。

人に会い、学校に会い、先生に会い、子どもに会い、企業に会い、地域に会う。
人をつなぎ、学校をつなぎ、先生をつなぎ、子どもをつなぎ、地域をつなぎ、社会をつくる。

そんな存在になりたい。

やめることに自然と迷いはありません 笑
やめたいわけではありません 笑

教育と探求社と出会い、それがやりたい、それを叶えたい、自分の人生のなすべきことはそこだ、そんな気持ちになりました。教育と探求社ならそれができる。そんな気持ちになりました。
そんな気持ちになってたら迷ってなんかいられません。

ここからきっと人生の本番

どこまで何ができるか分からない。
もしかしたら、何もできないかもしれない。
けど、ワクワクは止まらない。
僕の人生かけた挑戦です。

教育は大きく変わる時です。
学校現場、先生だけでは変えられません。
そんなところまで来てしまいました。
けど、諦めるわけにはいきません。

多様性と「学校」「こども」「企業」など異なる点と点を結ぶことで常識を超えたアイデアや新しい世界を創造できると信じている。
クエストカップを見て可能性しか感じません。

学校、子ども、先生、保護者、企業、地域、自治体
ここをつなげればもっと良くなる。
ここをつなげれば無限の可能性。

学校という器の外から、
学校という器の外へ
子どもを
先生を
学びのリソースへ
広い世界へ
大きく
飛び立たせる

けれど、気負わず
自分らしく歩きます😆
1mmでも前へ

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