ナースによるナースのためのラジオ、【アケノニヤス】放送中!
皆さん看護師にどんなイメージを持っているだろうか?
かっこいい。
高給取り。
責任がある仕事。エロい。(?)
採血がうまい人と下手な人がいる。
……大変そう。
そう、よく言われる。大変そう。
医療現場が過酷なことは、マスメディアの影響でなんとなくわかると思う。
だけれど、実際に何が大変なのか、わかっていない人が多い。
ドラマでよく見るような、急変なんて毎日は起こらない。
(病棟による)
患者さんが離院することも、滅多にない。
(ドラマのまねをする人がいたら、やめてください)
私が思う、看護師が一番大変だと思うこと。
それは 「何でも屋さん」 であることだ。
入院対応から始まり、治療はもちろん、持ち物の管理、その他身の回りのお世話、カルテ入力、ほぼ全ての患者情報の把握、退院支援、家族指導、病棟の物品管理、委員会、医師との連絡や調整、新人看護師の教育、退院するその瞬間のお見送りまで。
もし業務中に何かミスをしてしまった場合、
報告書の記載業務&カンファレンスでの公開処刑(そう感じる)が待っている。ミスは許されない。
これだけの業務を抱えながら、毎日仕事が終わらず残業をして帰るまでの間、全く気が抜けないのである。
看護師は天使でもロボットでもない。
人間である以上、壊れてしまう。
私も、何度も壊れそうになったことがあった。
医療現場の現状がどうあがいても変えられないものであれば仕方がないとも思う。
しかし、変えられるところ、改善点がたくさんある。技術だってある。
すぐに変えられるとは思わないし、微力であることもわかる。
しかし、少しでも多くの人に、
看護師や医療現場の「何が」大変なのかを知ってほしい。
今、多くの人は病院で息を引き取っている。
だからこそ、関係ないと思っている人にも、他人事で「大変そう」ではなく、「これが」大変なんだと、知ってほしい。
知ってもらうことが、変わっていくきっかけになると信じたい。
知ってもらうツールをラジオにしたのは、「言葉」で発信するものだからだ。
変に映像や装飾がない分、ダイレクトに届くと考えた。
相方は職場の後輩の「ゆきち」。
嘘偽りなく、ありのままのトークをお送りしている。
放送日は隔週月曜日。
PodcastやSpotify、Spoonなどで【アケノニヤス】と検索してみてほしい。
考えるきっかけになってくれれば幸いである。
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