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データで振り返るEVILと大阪

はじめまして

今回は普段と少しやり方を変えて過去の大阪での試合とEVILの歴史について振り返りたいなと思います

2024年6月9日に行われるドミニオン大阪城ホール
この日にIWGP世界ヘビー級王座を保持するジョンモクスリー相手に挑戦が決まったEVIL
彼と大阪の地はかなり関係性が深い場所なので振り返っていきたいと思います。


2015年

2015年終わりに突如内藤哲也のパレハとして現れたEVIL、そんな彼の初試合は大阪で組まれます。

Power Struggle 大阪府立体育会館

VS 後藤洋央紀

結果:敗戦(反則負け)

この試合反則負けながらもEVILとしての初試合を行い、ロスインゴベルナブレス(当時)のメンバーとして存在感をアピールしました。
煽りVTRでは"ワタナベ"という謎のプレミアムな男の事を触れられていますが彼はEVILと無関係なのでここでは割愛します。

2016年

ドミニオン6.19 in大阪城ホール 大阪城ホール

VS 後藤洋央紀

結果:敗戦

EVIL出現後からずっと続く因縁が後藤がCHAOS加入後も継続
先に行われたレスリングどんたく2016ではEVILが後藤を倒し、そのリマッチがドミニオンでも行われることに

あの伝説の除霊マッチの始まりです

この頃はSANADAがロスインゴベルナブレスデハポンに加入しYOSHI-HASHIとも抗争をしていた時期ですね

この試合ではEVILは惜しくも敗れてしまい大阪では凱旋後出現後シングルマッチで連敗をしています。

Power Struggle 大阪府立体育会館

VS 柴田勝頼
※NEVER無差別級王座選手権試合

結果:勝利(王座奪取)

この大会はKUSHIDAvsBUSHI、柴田勝頼vsEVIL、棚橋弘至vsSANADA、ジェイリーサルvs内藤哲也とロスインゴベルナブレスデハポンのメンバー全員がシングルマッチを組まれました。
CHAOSvsバレットクラブではケニーオメガ&アダムコール&マットジャクソン(現:マシュー)&ニックジャクソン(現:ニコラス)の8人タッグなんて豪華なものも組まれました

この試合でEVILは王者柴田勝頼からベルト攻撃、イスを用いたEVILホームランとなりふり構わず王者を攻め立ててキャリア初のベルトを手にします。

2017年

NEW BEGINNING in OSAKA エディオンアリーナ大阪

VS 棚橋弘至&中西学&田口隆祐
※NEVER無差別級6人タッグ王座選手権試合

結果:勝利(王座奪取)

イッテンヨン東京ドームでNEVER無差別級6人タッグ王者となったEVIL&SANADA&BUSHI

しかし翌日のNEW YEAR DASHにてタグチジャパンに敗北し僅か一日天下となってしまう

田口隆祐に翻弄され続ける中迎えたエディオンアリーナ大阪での試合、最後はSANADAが中西からタップアウトを奪い王座奪取に成功

続く6月のドミニオン大阪城ホールでもガントレット戦にて同王座の防衛を果たす。

G1クライマックス 2017 エディオンアリーナ大阪

VS オカダカズチカ

結果:勝利

EVILの大阪といえばこの試合もしくは後述するNJCのどちらかになるでしょうか?

このG1でオカダはここまで6戦行い全てに勝利する超人っぷりを見せていました。
戦前からEVILは超人オカダカズチカの倒し方を教えてやると豪語し、この大阪の地で見事それを成し遂げたのです。

この試合をきっかけにIWGP王座に挑戦することとなった煽りVTRもものすごくいいものなので是非


2018年

NEW BEGINNING in OSAKA エディオンアリーナ大阪

VS 後藤洋央紀
※NEVER無差別級王座選手権試合

結果:敗北

2017年、IWGP奪取は失敗したもののWTL優勝と2018年のイッテンヨンにてIWGPタッグ戴冠(パートナーはSANADA)を果たしたEVIL

勢いそのままにシングル戦線にも殴り込みをかけます。
狙いに定めたのは同じく東京ドームで鈴木みのるとの壮絶な敗者髪切りマッチでNEVERのベルトを奪還した後藤洋央紀

この頃はまだタッグ王者もシングルに挑戦してたんですよね
今もそうしてくれていいんですよ
タッグ戦線を盛り上げましょうよ

またこの試合でも後藤は除霊の言葉を出しました
EVIL社長の厄祓いの精神はここから受け継がれているのか…?

また同年のドミニオンではタッグ王座をヘビー級に転向したマシューとニコラス(当時はマットジャクソンとニックジャクソン)のヤングバックスに奪われています。

G1クライマックス エディオンアリーナ大阪

VS オカダカズチカ

結果:敗北

前年は超人オカダカズチカを倒し勢いに乗ったEVIL
しかしこの年はそう上手くいきませんでした

この年は風船を持っていた時のオカダカズチカですね。ものすごく懐かしいです
2018年のオカダは確かローリングのレインメーカーを引っさげてG1に挑んた年だったんですよね

なんと綺麗なEVIL受けでしょう
惚れ惚れするほどです

結果としてEVILは2年連続超人撃破とはいかなかったのですが下半期に大きなインパクトを残します。

Power Struggle エディオンアリーナ大阪

VS クリスジェリコ
※IWGPインターコンチネンタル王座選手権試合

結果:敗北

10月に行われた両国国技館大会で決まっていたEVILvsザックセイバーJrの試合のEVIL入場時にジェリコが乱入

それをきっかけに行われた両者の王座戦
煽りVTRが個性溢れすぎてて最高なんですよね

ただこの試合で負けてしまったEVILはまたしてもSANADAとのタッグ戦線に行くのでした。(インターコンチネンタル王座は内藤哲也がリベンジに)

2019年はタッグ戦線での活躍が中心で大阪という地ではあまり強いインパクトを残していないため割愛します。

2020年

NEW JAPAN CUP 決勝戦 大阪城ホール

VS オカダカズチカ

結果:勝利

内藤哲也が持つIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠への挑戦権を賭けたトーナメントの決勝、EVILはまたしても因縁のオカダカズチカと大阪の地で戦います。

当時のEVILは内藤、SANADA、鷹木に次ぐ4番手もしくはジュニアのヒロムより存在感がないなど散々言われたい放題でこのNJCでも過程以上に結果のみを追い求めるヒール的な戦い方で決勝まで辿り着きます

その結果、オカダをEVILで倒し優勝を果たすのですが重要なのはその勝ち方です。

何故か彼ら二人の試合に高橋裕二郎、石森太二、邪道外道が介入します
それもそのはず
EVILはロスインゴベルナブレスデハポンを裏切りバレットクラブと結託したのです

グータッチをすると思わせてのtoo sweet🤘からEVILを決めるその姿は衝撃的でしたよね

ドミニオン in 大阪城ホール 大阪城ホール

VS 内藤哲也
※IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合

結果:勝ち(王座戴冠)

衝撃の裏切りから一夜明けた大阪城ホールには何から何まで変わってしまったEVILがいました。

LIJ時代にプリキュアを応援する子供達のようにキラキラ光っていた鎌のグッズを悲しそうに抱えるミラノコレクションATさん

そんなミラノさんの祈りと心を文字通り鎌ごとへし折るEVIL
変わり果てたその姿に一度は引退をした男も我慢の限界を迎え解説席を飛び出すほどでした。

試合もNJC同様ラフ殺法を繰り返し内藤哲也を痛めつけます

そして自らが内藤哲也の"パレハ"として招かれた過去すら踏みにじります
EVILもまた"パレハ"を用意していたのです

その男こそ現在House of Tortureで大暴れをするディック東郷なのです。

まだこの頃は彼らはバレットクラブのみの肩書きだったので外道や石森とタッグを組む東郷が見れる貴重な時期なんですよね

また内藤哲也vsEVILはこの秋にやるPower Struggle含め一年間で4度も戦っています(神宮大会&G1クライマックス)
感染症予防の兼ね合いもあったのですがどうしても多いな、またかとなってしまう部分がありますよね
そんな中2人ともよく盛り上げてくれていたなと今だからこそ深く思いますね

2021年

Power Struggle エディオンアリーナ大阪

この年の夏からHouse of Tortureが始動します。

そこで行われたのはこのカード

VS 後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI
※NEVER無差別級6人タッグ王座選手権試合

結果:勝利(王座戴冠)

高橋裕二郎、SHOをパートナーに挑戦したEVIL

やりたい放題好き放題のHouse of Tortureが無法勝利を手にしユニットとして初めてのタイトルを手にしました。

その後2022年の東京ドームでは石井智宏からNEVER無差別級王座を強奪したEVIL
2月の大阪で再び男達は戦います。

2022年

新春黄金シリーズ エディオンアリーナ大阪

VS 石井智宏
※NEVER無差別級王座選手権試合ランバージャックデスマッチ

結果:勝利

前年から続く抗争の全面戦争として行われたこの試合
ドームから続く2人の因縁はこのランバージャックで更にアクセルをかけてシリーズ最終戦の札幌大会に進むのでした。

その後のドミニオンではザックセイバーJr&金丸義信&エルデスペラードを相手にEVILはNEVER無差別級6人タッグ王座を防衛しました。

バトルオータム エディオンアリーナ大阪

VS ザックセイバーJr
※NJPW TV王座初代王者決定トーナメント準決勝

結果:敗北

G1にて替え玉戦法で秒殺されたEVIL
この試合でも替え玉の藤田を予めボコボコにした上で臨むものの今回は替え玉2号の大岩が東郷を釣り出す

その後もあらゆる手を講じますが全てザックに受け流されて惜しくも敗退となってしまいました。

2023年

NEW BEGINNING in OSAKA エディオンアリーナ大阪

この年のNEW YEAR DASHにて成田蓮をいたぶるHouse of Torture、そこに鈴木みのるとエルデスペラードが救出に現れます

また続く札幌大会では執拗に挑戦を迫る鈴木みのるにこう言います

タイトルマッチはやらねえっつったらやらねえんだよコノヤロ-ィ

しかし当時は社長権限がまだ与えられていなかったため無情にもタイトルマッチが組まれてしまいました。

そうして組まれたのがこちらの試合

VS 成田蓮&鈴木みのる&エルデスペラード
※NEVER無差別級6人タッグ王座選手権試合

結果:敗北

こうしてEVILは丸腰にされたもののvsSANADAやWTLでのGoA、vsノアに2024年はvsタマトンガ、vs海野やジャックペリー留学編。更には社長抗争といくつもの話題を振りまいてきた大阪がどのような戦いを見せるのか要注目です。

トータル戦績

2015年 1試合 0勝1敗(シングル1試合 0-1)
2016年 6試合 4勝2敗(シングル2試合1-1)
2017年 9試合 6勝3敗(シングル1試合1-0)
2018年 8試合 3勝5敗(シングル3試合0-3)
2019年 8試合 6勝2敗(シングル1試合1-0)
2020年 5試合 3勝2敗(シングル4試合2-2)
2021年 8試合 3勝5敗(シングル2試合1-1)
2022年 10試合 6勝4敗(シングル3試合2-1)
2023年 8試合 4勝4敗(シングル0試合)
2024年 3試合 1勝2敗(シングル0試合)

こうして並べてみると思ったほどEVILの戦績はよくないんですね
またここ2年間はタッグ戦線や6人タッグ戦線中心であったためシングルが少ないなと感じました

しかし彼が大阪で残してきたインパクトの強さが彼が大阪に強いイメージを与えるのでしょう。

ジョンモクスリーの場合は?

モクスリーもWWE時代のディーンアンブローズの頃から大阪には来ています。
彼の戦績を見てみましょう

2014年7月 vsセスロリンズ(WWE) 反則勝ち 舞洲アリーナ

この年のWWEは東京と大阪で日本公演を行い、大阪ではハルクホーガン立ち会いの元KENTAとの契約が行われました。

この時彼はSHIELDとして共闘をしていたセスロリンズから裏切られ、マネーインザバンクの権利を取った彼と抗争を繰り広げていました。

2018年8月 vsドルフジグラー&ドリューマッキンタイア(WWE) 勝利(パートナーはセスロリンズ) エディオンアリーナ大阪

ドルフジグラーは先日までIWGPグローバルヘビー級王者であったニックネメスのWWE時代のリングネームです。
当時はブラウンストローマン、ドリューマッキンタイア、ドルフジグラーと復活したSHIELDが抗争していた時代で翌年にはアンブローズはWWEを退団をしているんですよね。

2019年6月 vs海野翔太 勝利

ここからはジョンモクスリーとなってからの新日本プロレス参戦以降のお話です。

ドミニオンの第一試合から初参戦でいきなりUSヘビー級王座を戴冠したモクスリーがヤングライオン時代の翔太と対戦をします

試合後にはG1参戦を表明し海野翔太を拉致した事で彼らの師弟関係が始まりました。

またその年のG1でも大阪大会に参戦
VS ジェイホワイト&チェーズオーエンズ 敗北 エディオンアリーナ大阪
VS ジェイホワイト 敗北 エディオンアリーナ大阪

ただモクスリーはその後もIWGP US王者として参戦し続けます
2020年の東京ドームでの防衛戦の後、この男が現れます

鈴木みのるです。

彼ら二人の戦いはNEW BEGINNINGシリーズの大阪にて組まれます。

2020年2月 VS 鈴木みのる 勝利 大阪城ホール

あと数ヶ月この試合が遅ければ感染症予防に伴う出入国制限によって消えていたかもしれないと思うとゾッとしますね

2023年には凱旋帰国を果たした海野がオカダカズチカの首並びにNEVER無差別級6人タッグ王座を取るためのパートナーとして師匠であるジョンモクスリー、そして彼と同じユニット"ブラックプールコンバットクラブ"のクラウディオカスタニョーリを来日させました。

なぜクラウディオはこれ以来来ないんですかね?
今年のG1クライマックス、お待ちしておりますよ

また秋のPower Struggleにはオーカーンとの壮絶な戦いもありましたね
NEW BEGINNING、ドミニオン、Power Struggleと大阪のビッグマッチにコンスタントに来てくれるモクスリー改めてとんでもないフットワークの軽さしてますね

こういった所が彼にいまいち外敵感が湧きにくいのかもしれませんね?

まとめ

ノリと勢いで書いた結果意外と長くなっちゃいましたね
2024年のドミニオンはお互いどのような試合を見せてくれるのか要注目です。
現時点でも面白いカードばかりのドミニオンを更に楽しめるよう毎日楽しく過ごしていきたいなあって思います

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