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3.11に思う地震と新型コロナウイルス

今年も3月11日。
平成を生きた我々日本人に'とっては忘れられない2011年に発生した東日本大震災という国難の日を迎えます。

例年であれば、その記憶を風化させないためにも慰霊祭や当時を振り返る報道がなされていました。

しかし、今年は新型コロナウイルスという未知のウイルスが日本のみならず世界的に流行しているため東日本大震災にはほとんど触れることなくマスメディアは連日新型コロナウイルスの報道をし続けています。

果たしてこの新型コロナウイルスのマスメディア、特に地上波テレビの扱い方は正しいのでしょうか?

誰か覚えていませんが、テレビで今回の新型コロナウイルスの騒動を国難とまで表現していましたが、果たして国難なのでしょうか?

いたずらにマスメディアが国民を煽って大騒ぎしていて、それに乗っかった日本人の多くが集団ヒステリーを起こし、デマを流し、社会が混乱しているようにしか見えないのです。

そのうち経済が低迷し、倒産や失業などで自殺者という新型コロナウイルスの被害者より多くの被害者を出すことのほうがむしろ不安でなりません。

東日本大震災という未曾有の地震のみならず台風や水害などの甚大な災害を乗り越えてきた国民とは思えない混乱が少し滑稽にも見えるのは私だけでしょうか?

ここで、更に新型コロナウイルスの話を続けていけば結局マスメディアに踊らされたようで嫌なので話は地震に戻します。

元来、地震というものは世界の至るところで発生し、特にプレートの境界に国土のある日本は世界有数の地震国であることは周知のことです。

また残念ながら、現在の人類のテクノロジーでは、地震を予知して、その被害を食い止めることは不可能なことも事実なのです。

そんな事実があるにもかかわらず、しばしば話題になる南海トラフのように「何年以内に○○地方に地震が起きる確率は○○%」など、ほとんど意味のないことで国民の不安と恐怖心を煽っている輩が日本には存在するのです。

その中で国公立大学の大学教授・国土地理院の有識者などが主なメンバーであり、地震が予知できるとして1969年4月に発足した地震予知連絡会は東海地震の予知を発表し年間数十億円以上の活動資金を得ました。

30年間以上の活動には4000億円が国土地理院から拠出されたとされていますが、その間現在に至るまで東海地震は発生していません。

その後も東日本大震災の以前に起きた阪神淡路、新潟中越、そして東日本の後には熊本、北海道胆振東部とざっと挙げただけでもこれだけの大地震を日本人は経験してきましたが、どの大地震の1つも予測出来てません。

それにもかかわらず文科省地震調査研究推進本部の令和2年度地震調査研究関係政府予算案は134億円。対前年度152%になっています。

絶えず大地震を経験している日本国民にとっては「地震」が恐怖心を煽るには最も有効な言葉であり「地震対策」は何ら疑念を持たない言葉になっているように思えます。

成功事例が全く出ていない地震予知は地震対策には当たらないと誰も指摘しないのです。

地震予知という名の地震対策は予算を騙しとるには絶好のキーワードのようです。

地震は必ず起きることは仕方ないとしても、そのような嘘によって貴重な税金を吸いとられていて、被害を減らすことができず、時には命さえも奪われている国民とは何の為の国民なのでしょうか?

そこに日頃、第4の権力を自負するマスメディアはなぜ真実を指摘しないのでしょう。

マスメディアにとっては地震予知は当たろうが当たらなかろうが関係はなく恐怖心を煽り関心を寄せられる格好の材料なのです。

そしていろんな方面から研究者や専門家なる人を連れてきては特集をしてテレビでは視聴率を上げるための番組づくりをしているのです。

あれ?
今まさに新型コロナウイルスってそんな扱いじゃないですか?

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