アルミメーカーが花のフレームを作った理由~「SONO」の誕生ストーリー
初めましてアルメタックスです!
まず、私たちの会社アルメタックスのことを少し紹介させてください。
アルメタックスは、大阪に本社がある1969年創業の住宅用建材メーカーです。
「アルミをコアに世界の未来をデザイン」というコンセプトのもと、アルミサッシなど主にアルミを使った建材を、住宅メーカーやリフォーム会社向けに、生産・販売しています。
近年では、アルミ以外の素材を使った“世の中にない”製品の開発にも取り組んでいます。
暮らしを豊かにする“世の中にないものを届けたい”
その思いから生まれたのが、アルミを使った花のフレーム「SONO」。
ここからは、「SONO」がどのように誕生したのか、商品設計部のメンバーに話を聞いていきます。
どうして花のフレームなの?
「SONO」が生まれた背景を深掘りします
Q そもそも、生活雑貨を作るようになったきっかけは?
これまで、私たちは住宅メーカーなど、企業向けの製品を主に開発してきました。お客様の声を聞きながら、オーダーメイドで製品を作るのはわたしたちの得意分野。
これまでの製品開発で培った技術力やノウハウを生かして、「もっと身近に使えるものを直接消費者に届けたい」という思いが強くなりました。
「毎日の暮らしに使えて、アルミの魅力を最大限に生かしたものは何だろう?」という問いを突き詰めて、生まれたのが「SONO」でした。
Q なぜ、壁に付けるお花のフレームにしたのですか?
お客様から、「お花用のフレームで木製のものはよくあるけど、もっとすっきりとした、かっこいいものがあったら使用したい。作ることはできないですか?」とお話を頂きました。
アルミ製のフレームであれば、私たちが得意とする形。
ぜひ、やってみようとスタートしました。
窓を作っている会社なので、フレームというものには愛着があります。
しかし、実際に製作を始めると、組立て方法など今までのものづくりとは別物。思いのほか苦労しました。
「仕事や育児に忙しい方でも、簡単にお部屋を華やかにできる商品にしたい」という思いがあり、お手入れ不要のアーティシャルフラワーを使用した壁掛けフレームは理想の商品でした。
また、お子様のいるご家庭でも安心してお使いいただけるよう安全面にも配慮。角の部分の仕上げにもこだわりました。
「常に目にするもので、暮らしが楽しくなるもの」という視点で、いろいろな商品を考えました。
そこで、たどり着いたのが、壁に取り付けるもの。
スペースをとらずに、部屋の印象を変えるフレームは、暮らしを豊かにするアイテムになるのではと思ったのです。
さらに、フェイクのお花やグリーンを埋め込むことで、都会暮らしでも常に自然を感じることができるようにという想いも込めました。
Q 特にこだわった点はどこですか?
まずこだわったのが、フレームの表面加工です。
どんなインテリアにもあうように4パターン作りました。
特殊加工で、高級感のある質感に仕上げています。
テクスチャーブロンズとテクスチャーブラックのカラーは、アルミ研磨の技術を使い独特の質感を表現しています。コンクリート調は、手書きで模様を表現した特別な塗装仕上げです。
どちらの表面処理も国内の職人さんが手作業で行っていて、全く同じ柄は作ることができません。よく見ると一つ一つ表情が違っているので、より愛着がわくと思います。
また、誰でも簡単に取り付けられるように、裏側を工夫。
飾ったときに、壁とのすき間がないようにしたのもポイントです。
ポスターなど壁に飾るアートはよく見かけますが、壁にすき間があり、斜めに飾られていることが多いので、そこにはこだわりました。
長年、アルミ建材の商品設計を行ってきたからこそのノウハウがそこに生かされています。
Q 「SONO」のネーミングの由来は?
「SONO」(読み方:その)ですが、庭園や花園の「園」という字と、イタリア語で「SONO(ソーノ 意:私の)」という単語をあわせたものです。
「私だけの特別なインテリアで、彩りのある暮らしにしてもらいたい」という思いがこめられています。
「園」という字が、四角い額縁のフォルムに似ていることも由来のひとつです。
Q 開発のエピソードを教えてください! 苦労話など…
意外と苦戦したのが、フェイクグリーンのアレンジ。
当社はアルミのメーカーなので、アルミの加工は得意。
ですが、フェイクグリーンを扱った商品は初めてです。
まず、どのような植物を使うのか、色合いや配置の仕方など、何パターンも試しました。
自宅の玄関に、こんなフレームがあったらおしゃれ!
プレゼントでもらったら、嬉しいデザインは?
などと、イメージしながら作り上げていきました。
Q 「SONO」を皆さんにどのように使って欲しいですか?
SONOは、「庭がないけど、暮らしにグリーンを取り入れたい」、「自宅をホテルのようなスタイリッシュな空間にしたい」、「手軽に模様替えがしたい」など、さまざまな方の「〇〇したい」を叶えるアイテムになって欲しいと思っています。
私たちが、思いも付かないような使い方をしてくれるといいですね。
「SONO」のこれから
「SONO」は、サブスクリプション商品として展開をする予定。
オプションでグリーンを入替えることで、1年中飽きずに楽しむことができます。
絵を飾る習慣がない、インテリアって難しそう…、そんな方が「SONO」を使うことで、インテリアや植物への関心を持ち、暮らしを楽しんでくれるといいですね。
「SONO」があることで、気分や暮らしが変わるきっかけになれば嬉しいです。
次回は、「SONO」を展示したライフスタイルイベントのレポートをお伝えします。楽しみにして下さいね!
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