古文・漢文で動物が出るとき

古文・漢文で出てくる動物や鬼

古文・漢文を読んでいると、時々動物が出てきます。
単なるペットのときもありますが、時に重要な役割を果たします。

漢文:亀

 ・夢で烏衣(烏:カラス=黒)の人が出てきて、あなたのせいで
  私は困っていると訴えかける→その人が寝ているベッドの足に1匹
  の黒い亀が挟まっていて、動けないでいた。
 ・川を船で移動している時、亀が4-5匹漁師につかまっていた。
  可哀想に思った主人公は、その亀を買い取って逃がしてやる。
  →主人公の船が沈没しそうになったとき、亀が助けてくれた。
   (亀の恩返し) 

古文:猫・狐・鯉・鳶

動物が人間に悪さしたり(狐)、騙したりする(鳶:木の上の観音様)
とき、人間などの形に変身します。
仏教で、前世で罪を犯してしまうと、今世では動物(猫・鯉・スズメ)と
して生まれてきて、罪を償うと、来世に人間に戻ることができる。

古文では、文字通り人を食らう鬼ですが、漢文では幽霊になります。

お役に立てれば、幸いです。

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