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見事なキャッチコピー

学生時代に出会った忘れられない名キャッチコピーを紹介したいと思う。

私もキャッチコピーをよく書くけど、人の心に刺さる名キャッチコピーを生み出すのは難しい。キャッチコピーは、短い言葉で、その物事を凝縮し伝え、中にあるものを覗きたくて仕方なくさせるような、かつ心に刺さる表現をする必要がある。恐ろしく技がいる仕事だと思う。

私が学生の頃、自転車で通学していた。京都だったので、通学途中にお寺がたくさんある。ある日、起きたら夕方で、その日中に提出しないといけない課題があったから、猛ダッシュで学校に向かった。すると、あるお寺の前を通った時に、ふと貼り紙が目に飛び込んできた。お寺の住職さんが、なんか一言名言っぽいのを墨で書いてお寺の掲示板のようなところに貼ってあるやつ。ものすごい達筆で、大きな文字でこう書かれていた。

「怠け者は夕方忙しい」

この短い一言で、まるで私の人生を表しているではないか...これは、私のために書かれているのか?痛いところを突かれたような、苦笑いをしながら学校へ...

私もこの住職さんに負けないキャッチコピーを生み出せるべく日々精進したいと思います。...その前に、夕方を余裕持って迎えられる人へと成長したいと思います。

チーン。

あっ、それからもしばらくは、興味を持ってチェックしていたのですが、その後の和尚さんの一言コメントは、そんなに心に刺さるものは残念ながらありませんでした。名キャッチコピーというのは、そう簡単には生み出せるものではなかったということですねっ。


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