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また山に登ってきたよ:大菩薩嶺編

前回は4名で行った山登り。今回は、旦那の仲間5名と私の計6名で軽く睡眠を取ってからの夜中12時に我が家を出発!甲府盆地の北東に位置する、山梨・東京・埼玉とつながる秩父多摩甲斐国立公園の一部、『日本百名山』にも数えられる大菩薩嶺へ!山を選んでくれるお友達が、前回の金峰山登山の時に、初心者の私がヨレヨレになっていたことを配慮して、今回はより初心者向けコースにしてくれました。そして、今回は私の他にも山初心者が3名加わっていざ山登りへ!

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行く前に、山の気温は0度と聞いていたので、一体何を着たらいいのか...前回の金峰山に登った時、東京では結構まだ暑くて半袖でもOKな気温だったので、Tシャツの上にフリースを1枚、その上にウルトラライトダウンを持って行き、上着は着たり脱いだりした感じだった。前回とは、気温は15度ほど違う。歩いていたら暑くなるのか、もしくはずっと寒いのか...山初心者としては全く想像できない。旦那が絶対に寒いと断言するので、念のためヒートテック、薄手の長袖、フリース、極暖のジャンパーを1枚という出で立ちで出発してみた。確かに出発時はめっちゃ寒かった。しかし、歩いて10分ほどしたら、ヒートテックが発揮し始め暑くなりジャンパーを脱ぎ、更に10分ほど歩くと暑くてフリースも脱いだ。結果的にヒートテック&長袖の薄手のシャツだけで歩いていた。とは言っても、休憩してじっとしているとすぐに寒くなり、ジャンパーを時折羽織る。そんな感じだった。今から思っても、イマイチ服装の正解は分からない。

菩薩のような穏やかな道のり

前回の金峰山に登った時には、前の日にフラを4時間踊りっぱなし&3時間ほどの車中泊、空気の薄さと登山口のいきなりの急勾配にパンチを喰らった。今回も、覚悟をしてきたけどスタートがまず標高約1600mの上日川峠(ロッジ長兵衛)から出発ということもあり、気圧はそれほどでもなく、そしてなだらかなハイキングのような出だしだった。時折、急勾配もあったけれど、苦しいーとなっても、すぐになだらかになったり。お〜、これぞ初心者向け!景色も十分に楽しめる余裕もある素晴らしいコースだった。ネーミングも、大菩薩峠というだけあってなんだか優しい感じすらしてくる。(笑)名前の由来が気になり調べてみたところ...

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山名の「大菩薩」の由来には諸説あるが、『甲斐国志』によると後三年の役で東征した源義光(新羅三郎)が道に迷っていたところ、樵夫が現われてこの峠まで導いたところで消え去ったといわれ、そのとき義光が「八幡大菩薩」と唱えて神の加護に感謝したことに由来するという

ということでした。諸説、いくつかあるようですが。

またまた富士山ドーン

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前回に引き続き登った先に、富士山がドーンと見えた。やっぱりすごい。圧巻だ。金峰山から見えた時にはまだ雪は積もっていなかったけれど、今回は雪化粧された富士山がドーン。これぞまさに「The FUJIYAMA」って感じだよな〜。カッコイイ。日本が誇る名山だなー。大声で叫びたくなる絶景。

昨日、たまたま見たYouTubeによる情報によると、江戸時代に起こった富士山噴火から300年の月日が経っいて、いつ噴火するかわからないほど、富士山の中はパンパンとのこと。東京の大企業なんかも、富士山が噴火した時に備えて準備を本格的に始めているらしい。地震、コロナ、噴火...自然災害だけでも日本は爆弾だらけやなあ〜。昔読んだ「サバイバル」さいとうたかおの漫画を思い出す。備えあれば憂なし、災害用の準備しとこ。

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山頂で写真を撮ってくれたサービス精神旺盛の女の子たちと一緒に記念写真をパチリ。彼女たちも、ブログに載せてくれるとのことだったので、私の方も。日頃は海ガールというこの女の子たちも、今回は山に初挑戦なのだとか。きっと、この雄大な景色を見て私と同様に山ガールにもなっているはず。どこかでまたバッタリと会うかもしれない。男祭りに若い女子パワーで華を添えてくれた一瞬の出会いでした。(この後、彼女たちと帰りに寄った温泉でも食事に寄ったほうとう屋さんでも会ったから、またいつかどこかで会えそうな気がする)

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山登りを通して人生の深みを知る

山登りは基本遠回りで歩み、産みの苦しみではないけれど苦しいことが連続的にやってくる。そして、時にはちょっとした恐怖心も。あまりにもハードな上り坂が続くと「無理...」と諦めたくもなる。でも、その先にあるこの美しい景色は、登った人にしか味わえない。他人が動画で撮影したものとは訳が違う。息子によく「楽して人生の深みは味わえない」な〜んて偉そうに言っていたけど、それを知らなかったのは私だったのではないかと思う。山登りをすることで、地に足を着けてしっかり一歩いっぽを歩んで進むことの大切さを学ばせて貰っているような気がする。

今年、8月から旦那と走り始めた。今回も3日坊主で終わるかも...と思っていたけど、なんと3ヶ月続いている。最初は、旦那に「俺が歩くよりも遅い」と言われるくらいのスピードでしか走れなかった。しかも、1キロほど走ったら、もう無理...ってなるほど、心肺機能が衰えていた。旦那が、階段ダッシュをすると言うので「見とくわ」と言ったら、「お前もやるに決まってる」と言われ... えっ...旦那は私がやらなかったら絶対に機嫌が悪くなる。仕方ないのでいやいやながらやってみたら、3往復したら視界が真っ白になった。そりゃ〜猛暑の中で熱中症寸前。階段の途中に住んでいるおばちゃんが「暑いのに頑張ってるねー」と、チーズケーキのお菓子をくれた。ありがたくいただくと、口の中がパサパサになった。気持ちは死ぬほど嬉しかったし、本当にありがたかったけど、水なしでランニングにチーズケーキは合わないということを知った瞬間でもあった。そんな私が、今ではスローランニングではあるけど8キロくらいは余裕を持って走れるようになり、坂道ダッシュも15往復できるようになった。いくつになっても成長できるもんだなー!

これから、年を重ねていく上において、自分の体と向き合うことは本当に大切なことだと思っている。そして、体力も免疫力も高められるのは自分しかいない。フラをいつまでも踊り続けたい。元気で自分の足で歩き続けたい。おばあさんになっても笑いながら元気で山登りができる人でありたい。いっぱい笑って生きたい。そのためにも、自分のメンテナンスは自分でやるしかない。体を動かせば間違えなく心もポジティブになる。フラを教えていて思うことは、最初笑顔がなかった人たちが帰る時には、みんな素敵な笑顔になっていること。そのためにも、足腰は鍛えておかないといけないなーと思っている。今の目標は沖縄マラソンで走ること。コロナが明けて、沖縄マラソンが始まる時までにフルマラソンを走れるくらいの体力をつけたい。...と思っている。それができたら、次はホノルルマラソン。ご褒美なしでは、頑張れないもんね〜

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山登りを私たちに教えてくれた旦那の友達にも感謝。

ラッキーなことに、前回の金峰山も今回の大菩薩嶺もお天気が最高だった。でも、山登りを続けていけば、きっと悪天候の日もあるかもしれない。それでも楽しめるくらい山登りをもっと楽しめるようにもなりたいな。

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そして、あと何回かは、四季折々の美しさが見られそうな、大菩薩嶺を登ってみたい。これから日本も含めてバーチャルな世界が発展していくという話しを聞くけど、私はやっぱりリアルがいい。こんなにも気持ちいいのに自然をリアルに味わないって変だしもったいないと思う。どんなに遅れていると言われたっていい、しんどさも含めてリアルに生きていくよ。私は。

おまけ:おじさん達も少年に還る山登り(笑)

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あっ...こんなタイトルをつけたら怒られるかな。(注:一人は20代の男子がおりました。一緒にしてごめんね。残りはおじさんたち)

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クマ出没... クマよけの鈴がいい音なので山小屋で買いました。これから家で旦那と喧嘩になりそうになったら鈴鳴らしてみようかな。笑

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終始おじさん達は、楽しそうに大笑いしながら山登りを楽しんでいました。

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ちなみに、下山は猛烈な下りの連続でした。これを逆から登る人たちも結構いましたが、そうなると金峰山級のしんどさだと思います。なるほど、初心者も上級者も楽しめる山だと書いてあったのは、きっとそういうことなんだと思います。途中、山小屋もあったりしてほっこりできる場所もありました。間違えて山小屋でビールを飲みたくなりましたが、ここで飲んでいたら、どこかで転がり落ちていたかもしれません。

というわけで、第2弾の山も相当楽しかったです。年内、もう1回くらい登れるのかな〜。雪山は装備が大変そうなので、もしかしたら次は春になるのかも...

山の後の大菩薩温泉がまた最高でした。楽しい旅をありがとー!

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