4月1日、入社式は毎年エイプリルフールに行われることになっています。今日私と御社との間に交わされた誓約や辞令などのすべても嘘であって、また今日までと同じ怠惰ながらも幸福な日々が続けばいいと思うんですけれども。明日から私はきっと真面目に出勤するのです。今日がこの先40年の社会人人生の第一日目です。タチの悪い嘘ならできるだけ早めにそうとバラして欲しいものです。

入社式へ向かう電車の中で、スーツの似合っていない私みたいな若者を多く見ました。そしてそれと同じくらいの数、ずいぶんとスーツも板についた、中高年の先輩方もおられました。そこで私が思ったのは、「この大人と、こないだ大学卒業してアホみたいな飲み会してた私らガキが、同じ社会人？？wwwさすがに無理があるやろwww」ということでした。別にちょけてるとかではなく、本当にそうです。下手したら私たちが生まれたくらいの時からずっと社会人で働いていた人々と、私たちが、今日から急に同じ立場ってのは無理に決まっていました。同じように、立派に働くなんて。そういえばお給料だって全然違います。だからそもそも、私たちとあの大人たちは、期待されていることが全然違うのです。それを急に強く感じた今日の通勤電車でした。
油断して目を離したらいつでも社会をめちゃくちゃにするからな、という気概で新入社員やらせていただこうと思います。挨拶だけはちゃんとして、遅刻居眠り忘れ物もできるだけしないで、毎日とりあえず始業から終業まで逃げずに会社にいます。当分の研修期間の目標はこれでやらしてもらいます。加えて明日は、同期の方と二言三言くらいコミュニケーションを取ろうと思います。それで十分。だって2日目だし。何も期待されるべきでない新入社員だし。

24卒同期入社の皆さん、ここにも発狂しかけながら頑張る新入社員がいます。君だけじゃなくて、周りに一人も味方がいないと思っても、私は君と一緒に苦しむよ。共に地獄を進もう。