恐ろしき、愛着障害族の末裔ッ

 母方の祖父が身体の具合を悪くし、その介護に向かった母。私を含めた兄妹も母とともに、母の実家に一時的に住むことになった。母なしに、父親と同じ屋根のもとに暮らすのはある程度までしか耐えられないから。
 それから、1ヶ月と経たないうちに亡くなり葬儀を終えたものの、その後2ヶ月ほど滞在し続けていたが、野暮用によって母の実家を出ることになった(私はイヤイヤ)。

そして父親の持つエグい人格をチラチラと感じながら生活していたあの頃の心理状態に、また戻るのか…と私は辟易していた。

彼と暮らすのが再開するなら、丸腰のままむやみに過ごすのは明らかに悪手で、何らかの成長を自分に課さなければ彼にやられ続ける流れに飲まれる自体を認めることになってしまう。
そのためにとれる手段の中に、前につばをつけて放置していて、一番めんどくさいと思っていたものがあった。
「モラハラ男に対策、元妻運営ブログ」系のいくつかを読んで、今日から始められる戦略を吟味するという行動だ。

それでまあ意外とつるつる読めたので、数記事、目を通してたんだが、どうしても自分にも自己愛性パーソナリティの傾向が見い出せちまうなぁ〜ってのがチラついたんだよ。

その中でも過去に、自分自身の言動に対して「ギョ…?!」となったことが、モラハラ的理論で説明できそうだったのでここに書きたい。自分の中で歪な形で発現した支配欲求が見えて、ある種面白いと思ったので(変態)。

……………
 大学に数ミリだけ顔を出したときに親しんだ知人がいて、彼の家で二人で話す機会があった。

 そのとき彼は、私に対して「秘めたる内心」と言えるようなものを吐露してくれたんだが、当時はそれが純粋に嬉しかった、と思いこんでいた。信頼を獲得できたんだ!と認識させてくれるような出来事だったから。不登校経験者以外と自分から接触しても上手くいきっこないと思っていたから。

 そして数日後、彼とも面識のある他の大学生と交流する中で、私はポロっと「数日前に彼と話したんだよ」って話題を出したんだが、そのときに謎のボロが出たんだ。気を抜いていたんだろう。

 あろうことか、彼が私に打ち明けてくれた素朴な思いを、まるでゲームクリアを自慢する小学生のように、自慢げに語っていたんだ。私の口が。

 直後、違和感が私を襲い、自己嫌悪が起きた。自分のそんな側面を知ることは初めてだった。他人が自分に思いを打ち明けるという行為を自分の【称号】として私は認識していたのだ。私が私を「特別な人間だ」と感じるための数少ない機会だったのだ。
 そんなことを糧に、私は自尊心を構築しているのかと考えると「なんて醜い生き様なんだ」と思った。今までばかにしてきた器の狭い人間じゃん…。ショックだった。
そしてそれに加えて「やはりそこまで追い詰められているんだな…俺」とも思った。

……………
ここまでが今日までに思ってたこと。

そしてここからが今日読んだ文章も込みで解釈したこと。

多分、無難に言うと、人の心に漬け込む術をみがくことで、私は他者をコントロール下に置こうとしているのだろう。

いや、思ったより分析進んでないな(笑)
ごめん、そんなにまだ面白くなってなかったわ。もうちょっとモラハラ心理を読んで、それに自分が足を突っ込んでるかどうか探るわ。


毒親モラハラ父出身ボーイの次回作にご期待下さい!

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