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スタートアップ企業の正しい姿ってなんだ。

こんにちは。あずはやです。
今日は「スタートアップ企業と呼ばれる企業体の正しい姿」というテーマについて、徒然なるままに書いていきたいと思います。

※「そもそもスタートアップという言葉に明確が定義がない以上、
固定概念に囚われる必要もないだろう」という意見は一旦無視します笑

ネットで調べると、革新的なアイデアで短期的に成長する創業2〜3年の企業をスタートアップと呼ぶとのことです。

僕が所属している会社もスタートアップ系企業で従業員は8名程度です。
今期で創業3年目になります。ずっと黒字経営です。借入金もゼロです。
ここで僕が常日頃から考えていることがあります。

多面的に事業を展開するか、一つの事業にリソースを集中させるか。

この対極に位置する2つの経営方針にはそれぞれメリットでメリットがあります。

前者のメリットは、それぞれの事業確度によってリソース配分ができること
デメリットは、一つの事業に対するリソースが分散し、個々の事業成長スピードが加速できないこと

後者のメリットは、事業成長速度を著しく加速できること
デメリットは、想定外の事象が発生した時(事業が倒れた時や競合が現れた時など)の立て直しが困難であること

対極に位置する経営方針ですが、スタートアップ企業と呼ばれる事業体はどちらの経営方針を取るべきなのでしょう。

僕個人の意見ですが、これはイグジットを含む出口戦略によると思います。
2~3年での株式譲渡によるバイアウトやIPOを目指す場合は前者
長期的な事業発展を目指す場合は後者を取るのが一般的だと思います。

僕の会社はリスクをとった経営は基本しない方針で、基本的に安牌な選択を選び続けてきました。だからこれまでの2期は黒字経営で借入金もゼロでした。
ゆえにYoY売上高200%などという驚異的な伸びは基本的に存在せず、
良くてYoY170%程度でしょう。(それでも結構な数字だと思います)

ですが反面、スタートアップに必要なスピードが、この安牌経営(多面的な事業経営)のおかげで欠如しているように思っています。企業が数年後にどこを目指すか。その認識をメンバー内で常に共有していないと、うちの会社大丈夫か?という不信感に駆られます。(実際僕もそうです)

そのマネジメントレベルでの意思疎通はスタートアップでは特に必要でしょう。人的リソースに依存する反面、人的リソースが企業が唯一コントロールできない流動資産になっているからです。

特に少人数の会社はある意味で、やや宗教チックなチームを形成し、コミュニケーションコストを徹底的に減らし、一つのゴールに向かって自己犠牲できるかが重要だと思っています。

スタートアップという言葉を使うのはイージーですが、その真の意味を考え、マネジメントレベルで意思疎通を図ることが最も重要です。

そういう意味で、スタートアップの正しい姿とはまさに"自由"であり、全員の意思疎通が特にキモになると僕は考えています。

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