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パパ活の記録 特殊なフェチのあるパパの話

地方都市在住、平日昼間は正社員として真面目に働いていますが、
訳あって30代前半を超えてからパパ活を始めました。
好きな言葉は「事実は小説より奇なり」、
ここではパパ活で出会った印象に残っている男性のことを書き記していきます。


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今回は少し変わったプレイに遭遇した話を書きます。
先日会ったパパは特殊なフェチの持ち主だった。
最初アプリ上のメッセージで「社員を演じていただいて、自分が社長としてセクハラするというイメージのプレイをしてほしい」と要望を伝えてきた。
そんな変態的なプレイ、パパの年齢が50代なら断っていたけれどこのパパは私と2~3歳しか違わないし、面白そうだと思ったので依頼を受けることにした。

平日夜に仕事が終わってから駅前のラブホテルで待ち合わせをした。
先に着いた私が、ホテルのエントランスを入ってすぐの待合室で待っていると、ほどなくしてビジネスリュックを背負ったスーツ姿の男性が入ってきた。
パパと初めて会う時はどんな人が現れるのかいつも緊張する。
ややぽっちゃりかもしれない、清潔感のない人かもしれない、
危ない目つきの人かもしれない。
しかしこの日現れたパパは本当によくいるようなサラリーマンで、
いかにも休日はフィットネスジムで体を鍛えていますみたいな引き締まった体型の男性だった。
「あの、○○さんですか?」と声をかけて挨拶をし、ホテルの部屋へと進んだ。

部屋に入ってお茶を飲みながら今日これからすることを打ち合わせした。
「変なことを頼んですみません。実は今日、2パターン設定を考えてきていまして」
とプレイの内容について彼が詳細を話しはじめた。
「僕がチェーン店の支店長でちゃんちさんが店舗の店長なんだけど成績が良くないという設定か、もう一つはちゃんちさんが取引先でミスをして取引先の社長である僕に謝罪しに来るという設定、どちらがいいですか?」
彼はこの日のために2つも設定を考えてきていたのかと驚いた。
正直どちらでもよかったので
「○○さんのお好きな方でいいですよ」と答えると
「じゃあと支店長と店長という設定でお願いします」と返事が返ってきて、本日の設定が決まった。
そこから交代でシャワーを浴びて準備ができたところで、
彼から「じゃあ一旦部屋の外に出てもらって、扉から入ってくるところからお願いします」と指示を受けた。

私はかつて演劇をしていて舞台に立つことを趣味としていた。
だからこういったアドリブやロールプレイングには慣れている。
部屋の外に出て、一呼吸置いて気持ちを切り替える。
大丈夫、似たような設定のAVの流れも頭に入っているし、さっきシャワーを浴びながら自分の役柄は落とし込んできた。
コンコンコンと3回ノックをすると中から「どうぞ」と呼びかけが来た。
「失礼します」と言って中に入るのを合図にプレイが始まった。

この後はよくそういうAVで見るかんじのセリフが繰り広げられた。
「成績よくないよね、何とかするって言ってるけどできてないじゃん。どうするの?」
「他店の○○さんもやってるよ」
「何でもやるって言ったな?最初からそう言えばいいんだよ」
「ほらもっとお尻突き出して」

最初は拒否していた女性が恥ずかしながらに体を開いていき、最後は男性を感じずにはいられなくなってしまう。
私は相手の言葉に呼応してどういう仕草を取るべきか、どのように屈服していくのが演出上自然なのか計算しながら動いた。
そしてついに彼は果てると、
「いやー、よかったです。興奮しました。ありがとうございます」と素に戻った言葉を発してそこでカットがかかった。

彼は時間を気にしているようだったので、お互いそそくさとシャワーを浴びて身支度を整える。
部屋を出てからは「明日は仕事なんですか?」「そうなんですよ」なんて当たり障りのないビジネス的な会話をして「では僕はこっちなので」「じゃあここで失礼します」と言って別れた。
さっきまで特殊なプレイをしていたのに、プレイを終えた途端に淡泊になったのがなんだか面白かった。そもそも会った時からそんなに言葉も交わしていないので、相手のことなんかお互い何も分からない。それにまた次があるかもわからないので込み入った話をするつもりもない。

ただこういったプレイってAVの中だけの話だ。
それがわかってるからこそあえて彼はお金を出して特殊なプレイをしたのだろう。特殊なプレイをしてあげることで彼の欲望は満たせたのかな。

そしてAVの撮影の時は無理やり犯されるシーンでも、見えないところで女優さんに配慮してちゃんとローションを使ったりしているはず。今回、演出上無理やりな流れで挿入されて痛かった。
この記事を読んでくださった男性の方へ、お金を出して特殊なプレイをするのは自由だけれど、女性の体へはちゃんと配慮してあげてくださいね。


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