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ドラマ『天国のスープ』田中圭さんが演じた川久保くんは寝癖が可愛い少し変わった男の子でした

ドラマ『天国のスープ』

2008年10月19日
WOWOWの「ドラマW」で放送された。

主演は国仲涼子さん。

あらすじ

特許事務所で働くOLの結子は、姉が残した一枚の絵を手掛かりに「幻のスープ」を求めて、毎日レストランを訪ねて歩いていた。
ある日、スープの評判に期待を膨らませ、亮介が働くレストランを訪れる。

Wikipediaより


完成披露試写会

田中圭さんの登壇&エピソードはなし


田中圭さんは国仲涼子さん演じる結子の同僚
川久保聡史を演じている。


2008年の田中圭

2008年公開作品

凍える鏡 岡野瞬 役

夢路 

交渉人〜THE NEGOTIATOR〜 北岡信二 役

ロス:タイム:ライフ第6節 大空正樹 役  

無理な恋愛 矢代文平 役

僕の島/彼女のサンゴ 大城孝太 役

魔王 葛西均 役

ホームレス中学生 田村慎一 役 

キャットストリート 小沢雅信 役 

ドラマW 天国のスープ 川久保聡史 役

星新一ショートショート「ささやき」

しあわせのかおり 高橋明 役

偶然の音楽 ジャック・ポッツィ 役


2008年作品note


2008年の田中圭…振り幅よ。


川久保聡史とは


結子の同僚の川久保くん。
全体的に出番は少ないけれど何かと可愛い。

このドラマのなかで川久保くんの出てくるシーンは、とりとめもないような日常を切り取っている。

チョコをあげます、いやいやいいです悪いです…みたいなやりとりとか、たわいもない会話とか。

切ないストーリーの中で、ある意味スープのようなホッコリタイムを担っているのが川久保くんだ。

色んなシーンで壁の向こうからヒョッコリ出てくる川久保くん。

この時代特有の襟足の長さ。
透き通る白い肌。
お馴染みの愛おしい毛量。

ファーストカットはものすごい寝癖をつけて登場してくるし、全体的にちょっと惚けたようなキャラクター。

それが…最近僕の脳みその海馬は弁理士用語に上書き保存してしまったので。

なんて不思議な会話を盛り込んでくるあたり、きっと変わり者。

川久保さん面白いですね

なんて褒められるとめっちゃ嬉しそうだし。

食事に行こうと誘ったのに置いていかれるし。

結子ちゃんに彼氏がいるかも…なんて周りがザワザワしだすと捨てられた子犬みたいな切なさMAXの顔をしたりして。

なんだか少しズレているんだけど一生懸命で可愛い人。

特典映像のインタビューで圭さんは川久保くんについて

一生懸命だけどちょつとどっか頼りなかったり、そういうのが愛おしい。

と語っていた。
まさに私が受け取ったまんまの感想。


役の設定は20代後半、当時23歳だった圭さんは若さが出ないように工夫していたようだけど、とにかくフレッシュでこんな新入社員いたら弄り甲斐がある。


さてさてここからは大きなネタバレがありますのでお気をつけください。


どうしても書きたいネタバレゾーン


川久保くんのキャラクターは、圭さんが演じることによりものすごくキュートに仕上がっているものの、やっぱりあれでしょ、田中圭名物いい人止まりでしょ…なんて思っておりました。


しかし…

ドラマのラストシーン。

公園でデートをする2人。

もらったチョコのお礼にお弁当を作ってきた結子ちゃん。

バレンタインは男の人にあげるもの。
という結子ちゃんに

いい質問です
欧米では男女どちらからでも構わないのです


なんてウンチクを語る平常運転の川久保くんにまさかの…



わたし好きです川久保さんのこと
でも心に蓋をしていたの川久保さんはずっと見守ってくれましたね。

結子ちゃんからの告白!!


これ心の蓋とかけてもいんでしょうか
(お弁当の蓋を手に取って)

心の蓋もとれたんですね


最後までなんだか掴めない川久保くん語録が愛おしい。


いやいやまさかこんな事になるとは、予期せぬラストに大変驚きました(圭さんごめんなさい)

また、台詞無しでみんなのその後が流れるエンドロールが素敵で。

スープを作っている結子ちゃんのお家を訪れる川久保くん。

スープを待っている時のワクワクした嬉しそうな顔。

食べた後の「うまい」の顔。

台詞は無くても伝わる表現力。

ミュージックビデオなどをみても感じることだけれど、圭さんの表情って決して大袈裟じゃないのにものすごく心情が伝わるのよね。

台詞は無いけれど表情からその人の人生の物語が想像できる。
川久保くんと結子ちゃんが過ごしていた日々を想像しちゃうの。

過去作品の台詞の少ないい役でもここぞという時にいい表情をする田中圭。

こういうところも仕事が途切れない秘訣のひとつだと思う(個人の見解です)

田中圭MVまとめはコチラ


ドラマ『天国のスープ』 

圭さんの出番は少ないけれど、お姉さん(井川遥さん)の残したスープの絵の謎を紐解いていくドキドキや、一杯のスープに込められた家族の思い出に胸が熱くなったりと、切なくて心温まるドラマ。

そして、なんといっても少ない出番に凝縮された田中圭の魅力が堪能できる作品でした。 

相手のことを思いながらゆっくりとスープを作る時間は人の心をほぐしてくれる。


そんな私もゆっくりコトコトとnoteを書いていこうと思った次第であります。

過去作品巡りの旅はまだまだ続く。

雨音

田中圭過去作品レビューはこちら


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