セヴンティーン
ハロー いかがお過ごし?
わたしは今車窓から街を眺めていますよ、目の前の景色と時間が私を置いて行ってる
右のポケットにはチョコレートも入っているよ
(車窓って言葉が浮かぶたび、昔家の2階の窓辺に置いてあった星野源の『いのちの車窓から』って本を思い出す)
5° やや曇り 明日は17:39に日が落ちるって
最近、ずっと嫌いだった朝の4時にも慣れてきた
きちんと眠っていなくて、起きていることが増えたせい。
こうやって色んなものに慣れていって、諦めていって、大人になるのかなあって真夜中と明け方の間にいるときよく思う
『セヴンティーン』っていう10分程の映画をみた
絵の具にまみれてぐちゃぐちゃになっているショート・ヘアの女の子が、つまんない大人になんてなりたくないと叫んでた
17歳って、子供でも大人でもない、とてつもなく無敵で、とてつもなく無力なときだ
できないことなんてなくて、何者にもなれるはずなのに、何者にもなれない
つまらない大人になりたくないのは確かなのに、時間は残酷で、わたしたちを大人にしていく
いやになっちゃうねえ、ぜんぶぜんぶ
3/2
人生で辛い選択をした。17歳で初めてだった。
別に正解なんてないことも、努力なんてあてにしてはいけないことも、何もわからないほど子どもじゃなくて
でもすべて諦め切れるほど大人にはなれなくて
これは正解だよ、君は間違ってないよって誰かに言って欲しかった。こわいよ こわいね
私たち、いつか死ぬってのに人生に悩みすぎだよ!
きちんと傷ついてきちんと泣いて、目も腫らしてちょっと眠れなかったりして、かわいいね
なきそうだよ
.
もうちょっとで春がくるね
春って、変化と時間が私の背中を強引に押してくるし
まわりは眩しいくらいキラキラ光って、忙しそうにぐるぐる過ぎていくからあんまりすきじゃない
桜は咲いているより散る方が綺麗だし、残酷だよ、春って
裸足のままで
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