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OSTの活用度合いは組織の健全性のバロメーター

こんにちは。天野です。

先日、東京オフィスで開発組織全体のイベントがあり、そちらで100人規模のOSTを実施しました。同僚でイベント主催者のひとりのhokatomoさんがレポートを書いてくれました。

イベントふりかえりアンケートには200件近い回答が登録され、「OST良かった」という声が非常に多く、とても嬉しく思いました。

思い返すと、ここ1-2年ほどは意識的にOSTを推進していました。最初は自分が関わるチームのオンサイトイベントでやるくらいでしたが、徐々に範囲が広がり、今ではほぼ組織の公式イベントとして定期的に実施できるまでになってきました。

なぜ組織でOSTを推進しているのか、振り返ってみたいと思います。


OSTは組織の健全性を表している

これまで、カンファレンス・コミュニティ・社内イベントなど、いろんなところでOSTを体験したり実施してきました。そこで経験的に学んだことは、OSTが盛り上がるところは健全性が高いということです。参加者の熱意があり、心理的な安全性が高く、お互いを尊重する場です。

健全な場ではOSTが盛り上がるということは、ある場にOSTを持ち込んだ時にどのくらい盛り上がるかは、その場の健全性次第ということです。つまり、組織でOSTを実施したら組織の健全性がそのまま現れます

みなさんの組織の全社集会で「今日はOSTをします」と言ったら何が起こるでしょうか。みんながこぞってテーマを挙げて熱気に包まれるでしょうか。それとも、気まずそうな顔をして周りを見回すことになるでしょうか。実験してみたくなりますが、後者のような環境ではそもそもOSTをやろうとはならないと思います。社内コミュニティでやってみたけどあまり盛り上がらなかったという話も時々聞きます。

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