PCR検査の結果がわかるのに差がある理由
この記事は、上高田ちば整形外科・小児科 副院長の千葉智子先生に情報をいただきながらまとめました。引用部分は、千葉智子先生からいただいた情報となります。
今日は東京都の情報についてお伝えいたします。他県の方には役に立たない情報も多く含まれますが、ご了承ください。
いま、発熱したとして、どちらに行きますか?
どこで検査を受けますか?
まずは、
〇かかりつけ医がいる場合は、かかりつけ医に相談。
〇いない場合は、発熱相談センターへ
という流れになっています。
検査・診療医療機関は、自身で確認することができます。市区町村別に一覧になっています。かなり細かく情報が掲載されてあります。
かかりつけがない場合で、発熱相談センターも繋がらないということもあるので、発熱外来を実施したり、PCR検査を受けられる医療機関を上記一覧からチェックしておくことができます。
その際、1次医療機関(かかりつけを始めとしたクリニック)と2次医療機関(複数の科がある総合病院、地域の中核病院)、どちらへ行きますか?
以下に述べた違いをあらかじめ知っておくと良いと思います。
コロナにかかったお子さんの保護者の方から、「なんでこんなに結果がわかるのに差があるのだ」という声をもらったのですが
自施設内で検査を担っているのか
外の検査機関に検査を委託しているのか
で異なります。
検査結果を早く知りたいのであれば、自施設内で検査ができる二次医療機関を受診したほうが良いです。しかしながら、混雑している、電話も繋がりにくいなどのマイナス面もあります。紹介状が必要な場合が多いので、その確認が必要ですし、紹介状なしで直接二次医療機関にかかる場合には、費用も余分にかかります。
1次医療機関であれば、PCR検査の結果は中一日あけてから、ということが多いです。しかし、2次医療機関よりは空いているので、検査自体はすぐに受けられることが多いかもしれません。(結果は電話などで聞くことができます)何より普段の様子を知ってくださっているというメリットがあります。
抗原検査であれば、PCR検査に比べ精度は低いと言われていますが、結果が出るのはどこの医療機関でも、早いです。15分程度で出ます。
家族が発熱したときに受診前に検査をしたかったので、あちこち薬局をまわったのですが、抗原検査キットを見つけることはできませんでした。(2月14日早朝の話。)状況は都度変わるので、参考までに。
ちなみに東京都では濃厚接触者は、申込みをすれば抗原検査キットを送ってくださいます。(2月26日現在。現時点では、3月6日まで、となっております)
濃厚接触者となられた方のための検査キット申込サイト (tokyo-testkit.com)
かかりつけ医療機関や一番近くにある総合病院が、発熱外来を行っているのか否か(総合病院だと午前中だけ受付となってないか等)は、あらかじめホームページで見ておくと良いのではないかなと思います。
どちらに行くとしても、発熱外来と一般外来とは入口を分けたり、動線を分けるなどして、医療機関は院内感染予防に相当努めておられますので、必ず電話をしてその指示に従って受診をする、ということが大切です。
他県では検査はすべて保健所、という地域もあると聞きました。地域が異なるとまるで役に立たないですし、また時期も異なるとまるで役に立たないとは思うのですが、少し知っておくことで、少し安心感が増すように、と思い、まずは検査について書いてみました。
それから、こちら↓、知りませんでした!
まだまだ知らないことだらけです。また書きます。
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