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海をテーマとしたキャンプ「うみキャン」 開催しました。

「うみキャン」とは?

うみキャンが何かの前にですね、説明の前に今回、企画・実施しました「海の士を育む会」というものがどういうものか少し説明させてください!!

「海の士を育む会」とは?

簡単にいってしまえば、僕らこんな素敵な島にいるんだよね!
こんなにも海に囲まれている環境で、そんな場所だからことできる海の関わり方や楽しみ方もっとあるんじゃない?
あるならやってみないと!そんな団体です。

めちゃくちゃ簡単に僕の口から言うとこんな感じです。
といっても今年発足した団体ですし、何を目標にとか大きなものはありません。今はできることからやっている段階です。

海の士を育む会主催のイベントの様子(ヨット教室)

そして、その中の企画として行われたのが、今回の海に関連した遊びを行う2泊3日のキャンプイベントです。
場所は明屋海岸で波なども比較的強いこの条件の中でいかに海と遊べるか色々考えとにかく楽しいを詰め込もうそんな勢い任せの形で実施しました!

どうです? 楽しそうでしょ!


まずは、カヤックで海を楽しむ

今回の企画では、海の遊びとしてカヤック、そして釣りを楽しんでもらいました。
カヤックでは、今年から海士町に住んでいらっしゃるハワードさんを講師に迎え パドルの漕ぎ方 注意点などを説明してもらいました。


パドルの動きをレクチャーするハワードさん

しかも、なんと英語で!!!

みんなもしかしたらネイティブになれたのかな?
そう思うくらい全員カヤックをスムーズに乗りこなしていたことに驚きました。もしかしたら本当に英語が理解できてたのかもしれませんね。
そんな冗談はさておき、最終日にはカヤックレースということで岸から先の場所まで行って帰ってくるというレースを行いました。
速さを求めて一生懸命漕ぐ子もいれば 疲れて自分のペースで漕ぐ子もいて
めちゃくちゃ自由だなと、そしてそれがこの島の子供らしさなのかと
思ったりもしました。

みんなでカヤックタイム!!

次は釣りを楽しむ

そして、釣りでは、現在島前高校に通う 松村武史くんに竹での釣り竿の作り方、ポイントを教えてもらいました。
まぁ〜1匹釣れたらいいんじゃないかなと思っていたら釣れる、釣れる!!
最終的に5匹以上の魚を捕まえてきてこちらもびっくりしました。
釣りのことに関しては、僕らより子供達の方が詳しくて、後半なんかは
貝を採取し、餌として釣りを行っていました。
本当にみんな逞しくて元気すぎて最高でした。

釣りに夢中な子供達

これもそれも武史くんの知識あっての部分が大きかったと思います。
武史くんには、改めて感謝です。

そして、そんな彼と話をさせて頂くとなんと!!
ボーイスカウト所属の高校生だそうで、しかも割とベテランらしいです。
確かに、一緒にいて釣りはできるわ、火を起こせるわ、薪は簡単に割るわで大活躍でした。

薪を割りまくるたけちゃん(武史くん)


何度か島前の高校生とは島留学だったりイベントなどでも接点がありましてその都度彼らには驚かされます。
そして、今回もしっかり驚き関心させられました。

毎朝のごみ拾い

他にこの2泊3日でしたことの中に、料理だったり まるどにみんなで回ってみたりなどありましたが、
特に嬉しかった出来事は、毎朝のごみ清掃でした。
朝のラジオ体操ぐらいの気持ちで今回の企画の中に取り込みましたので
もちろん、嫌々やる子もいました。でも始めていくうちにおもしろがったり夢中でごみを集める子も出てきたりと楽しんで取り組んでくれました。
中には、「たくさん集めたいからごみ袋二つもらっていい?」なんて聞いてくれる子もいて凄く嬉しかったのを覚えています。
他にも拾ってる最中に「このごみってどこから来るの?」なんて聞いたら
意外とみんな知っていて驚きました。さらに「どうしたら減るのかな?」と聞いたら「いっぱい拾う」とかじゃなくて国同士の問題に目を向けている子もいて、僕らが思っている以上に彼らは大人なんだなとふと考えさせられました。

まさかゴミ拾いを楽しんでる?の図

そんなこんなで毎朝のごみ拾いでこんなにも拾うことができました。
また台風も来るでしょうし、当然その時に同じくらい漂流物もやってきます。でも、彼らが集めてくれて、一時的にも綺麗になった海は
気持ちがよく それが継続的に続くような仕組みがあれば
何か少しでも変わるかもしれませんね。

ごみ拾い後の風景 (めちゃくちゃ右向いてるけど笑)


最後に

今回海の士を育む会として初めての宿泊を伴うイベントをさせて頂きました。わからないこと・準備不足・共有不足なことたくさんあったと思います。保護者の方も心配してしまうこともあったと思います。ですが、
最終的に子供たちを預けて頂いたこと、任せて頂いたこと嬉しく思います。

まだまだしっかりとした体勢でなく見切り発車の部分も多いと思いますが
海にとって島にとって、そして僕たちにとって「良いこと・楽しいこと」を
これからも考えて形にしていくので今後ともどうぞよろしくお願いします。

夜でも元気な子供達

文責:大人の島留学 浅野賀文

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