あまゆか

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最近の記事

食べることは生きること

子供の頃、食が細い上に好き嫌いが多く、食べることが苦痛だった。 あれ食べなさい、残さず食べなさい、もっとたくさん食べなさい。 言われれば言われるほど食べたくなくなる不思議… 転機は一人暮らし。好きなものを、好きなだけ、好きなように食べられる。 学生の頃はお金に限りがあるので外食こそあまりしなかったものの、就職してお金もある程度使えるようになってからは正に自由。 すると今まで苦手だったものも食べられるようになった。調理法や味付けが変われば食べられるとわかり、そのうち、

    • そんなの私が知りたい

      自分のしたいことが今まであまりなくて。 物欲もあまりなく、ただダラダラと無目的に働いてきた。まあ生活のためといえばそうなのだが、自分の生活すらあまり興味がないので、生きるために働いていたかと言われると頷けない。 でも子供を産んで変わった。 この子にあげたいものがある。連れて行きたい場所がある。いい環境を準備したい。将来迷惑かけないように老後の資金を貯めたい。その為にはお金がいる。子供を産んで、お金が欲しいと思うようになった。 しかし、子供を産んで、前と同じように働くこ

      • 「氷点」天使のような彼女にも悪魔のような顔があった

        昔々に読んだ、三浦綾子さんの「氷点」。昼ドラのような展開なのだが、人間の内面の醜さが細かく描写されていて、まだ10代だった私の心を魅了した。 あらすじはこうだ。幼い我が子がある日、通り魔的な犯人により殺害される。子供が連れ去られた時、母親は父親の同僚と不倫めいた(不倫していたわけではない)時間を過ごす為、幼い子供から目を離していたのだ。 父親は当初、当然犯人に怒りを感じていたが、次第に怒りを妻に向ける。そして、犯人の酷い生い立ちを知ったとき、同情すら感じるようになったのだ

        • コロナは怖い?怖くない?

          コロナがちっとも収まらない。コロナのややこしさって、コロナはただの風邪派VS死に至らしめる恐ろしい感染症派がいることなのではないかと思っている。 実際扱いに困る。欧米での爆発的な死者数を見ると恐ろしいし、一方日本国内だけを見れば怖がりすぎる必要はなさそうに思える。 重症者、死亡者の多くは高齢者で、若者で亡くなるのは持病持ちくらい。ただ軽症であってもしんどそうなのでもちろんかかりたくはない。 しかし、経済活動を止めてまでコロナを抑える必要があるかというと、私個人の答えはノ

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          将棋と囲碁の人気の差は?

          先日、将棋棋士の藤井聡太さんが棋聖戦を制し最年少タイトルを獲得した。 彼が最年少でプロデビューして、連勝が騒がれているときから割と将棋界隈に興味が湧いて楽しく観ていたのだが、藤井さんだけでなく周りの棋士達がこれまた多様なキャラ揃いで実に魅力的なのだ。 羽生さんの力が衰えてきたかと思ったらこんな大スターが出現するなんて、将棋界にはツキがある。きっとこれから将棋人口が増えて、ますます盛り上がっていくのではないだろうか。 さて、一方の囲碁界はというと、芝野虎丸さんが最近三冠を

          将棋と囲碁の人気の差は?

          パニックホラーの楽しみ方

          パニックホラーが好きだ。 突然現れる非日常。残酷な描写。成長していく主人公。友情に愛情。ほんのりとしたミステリー風味。 ストレスが溜まって現実から逃げたいとき、パニックホラーは逃げ場所として大変役に立つ。 しかし、よくこんな感想を言う人がいる。 「伏線が回収できていない」「整合性が取れてない」「あの設定は何だったんだ?」 こう言う人達に私は物申したい。 先ほど申し上げた通り、パニックホラーにはほんのりミステリー風味が混ざっていることがある。 ただこれはあくまでも

          パニックホラーの楽しみ方

          大ブームの鬼滅の刃を批判してみた

          昔から漫画はジャンルを問わず、少女漫画から青年漫画まで幅広く読んできた。ただ二十代半ばぐらいからだったか、少年漫画にさっぱりハマれなくなってしまった。 そもそも少年の心なんて今も昔も持っていたことなどない私だが、それでも子供の頃は毎週少年ジャンプをそれはもう楽しみに、生きがいのように読んでいたものだ。 でもさっぱり読めなくなった。ワンピースも、ナルトも、ハイキューから何から読む気になれない。健全すぎるのか?興味を持てないのだ。 そんな中久しぶりに大ブームを巻き起こした噂

          大ブームの鬼滅の刃を批判してみた