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ヤマアラシとその他の変種

昔、それこそ俺が中学生ぐらいの
頃までは、音声のみのコントを
収めたコントCD的なやつが割と
よく売られていた。今みたいな
動画配信なんて遠い来世紀の話
だと思われていた当時は、需要も
それなりにあったんだと思う。

例えば今でも健在のDJ小林克也
さんが監修していた「Snakeman's
Rock Show」とか、キッチュこと
松尾貴史氏が自身のラジオ番組の
延長で出したコントCDなどもあった
ような記憶がある。当時何枚かは
自分でも買ったんだけど、何故か
一枚も手元に残っていない。

そんなコントCDの中でも、内容は
ほとんど覚えていないけどやたら
インパクトが強く印象に残ってるのが、
有頂天のケラさんがプロデュースした
「ヤマアラシとその他の変種」という
コントと楽曲の両方が収録されたCD。
以下リンクの解説が詳しい。ちなみに
サウンドプロデュースは鈴木慶一氏。

以前書いた「おっさん昔語り
-お笑い編 -」
でも触れたように
俺のお笑いの原体験として関東の
小劇団系のメンツも薄らと覚えて
いたので、出演者を見れば当時の
俺が注目したのも納得出来る。

ケラさんがプロデュースしてるし
1曲目なんてシティボーイズの斎木
さんが、P-MODELの「Another
Game」のパロディ(平沢師匠の
クレジットも入ってた記憶あり)
やってるし。ケラさんはナイロン
100°Cの前にナゴムレコードに
いたのかな。その辺はよく覚えて
いないけど、大槻ケンヂさんなどが
ゲスト参加してるのも頷ける。

wiki見たら時系列的には、有頂天→
ナゴム→ 劇団健康→ Long Vacation
→ ナイロン100°C って流れか。

今だとこういうラジオコント的な
ものって需要ないのかもね。みんな
普通にスマホで動画が見られちゃう
環境にいるから、わざわざ音だけで
聞こうなんて思わんか。でも、音響
さえ手を抜かなければ低予算で色々
面白いことが出来るのがラジオ
コントの魅力なので、こういう企画
もっと増えてほしい。

ちなみに以下は、このアルバムの
収録曲から着想を得た上で発展させた
と思われる、ケラさんの曲動画。


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