息子が空を飛べると信じて、傘が壊れるまで手作りの台から飛び降りて、日が暮れるまで一緒に遊んだあの日。
もう20年近くの時が過ぎたんだな。つい最近のことのように感じます。

家中の傘が全て壊れるまで飛んだけど、とうとう空は飛べなかった。
でもお腹抱えて笑ってしまう。
傘２つでもダメか〜と言って、ずっと楽しかった。
信じて頑張ってる間って夢中で楽しいのだ。

今日はそんなセルフイメージのお話。

セルフイメージを変えると、人生が変わるそうです。
てことは、セルフイメージを変えないと、人生はずっと今の延長上の人生だということかな。

今度は娘の話なのですが、数年前まで娘は今よりもだいぶふっくらしていて、自分のこの体型は生まれつきだから変わらないといつも言って、好きなものを好きなだけ食べていた娘に、

「なんか痩せた？細すぎじゃない？」
「ガリガリだね。ご飯もっと食べたほうがいいよ！」
「今日も細いね。細すぎて見えないよ」
「またまた痩せた？心配なくらい細いよ？もっともっと食べなよ」

としばらくの間、顔を見るたびに言ってみたんです。
ニヤニヤしながら。←これ大事。

もちろん、その当時は痩せてもいないし、ガリガリでもないのですが、人は思い込みで変わるという実験をしてみたんですね。
私だけじゃなく、娘の旦那さんも一緒になって。笑

おそらくその言葉だけのせいではないけれど、彼女は今あの頃よりも１０キロくらい痩せてそしてどんどん綺麗になってゆきます。
食事が変わり、着る服が変わり、思考が変わり始める。

良いイメージも、悪いイメージも、人生を変えるのだと体感しました。

だから我が子にいい子になってもらいたかったら、毎日、いい子だね。って言えばいいし、かわいいね、素敵だね、優しいね、そうなってほしい人にはそうやって言うべきだと私は気づきました。

そしてそれは自分にも。

願いが一つできたら、それが叶ったイメージをする。
叶った時の自分を想像して、楽しくなって、嬉しくなって、ワクワクして、そうしていると、それに向かって動かずにはいられなくなるんです。
成功する気しかしないなら、やってみるべきだから。

自分を救う救世主は自分だと言い聞かせ、私ならできると言い聞かせ、これは成功すると言い聞かせ、それが成功した時の私をイメージする。そして動き出す。

なんか、自己啓発本の一文みたいだけど。笑

環境のせいにしない。
過去のせいにしない。
人のせいにしない。
いつだって良いイメージを持とう。

とか言って、意気揚々と向かっていったら、壁にぶち当たって粉々になることも多々ありますけれど。傘で空を飛べないを知ったあの頃の息子のように。笑
むしろそっちのほうが多いけど、楽しいのだと思うんです。信じて頑張ってる間って。
ドジも失敗も誰かに面白おかしく話せば、案外そんなに気にならないことばかりです。

だからセルフイメージは高く設定して、残りの人生ギアあげてゆこうと思う今日のこの頃です。