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【したこともしなかったことも返ってくる】

この言葉は、私が常に忘れないでいる格言なのですが、それをここ数日で目の当たりにしております。

実はとある手続きのために、とっくに終えた(はず)の確定申告の中身を見直している最中です。

私はFreeeという電子自動会計システムを使っておりまして、確定申告もめっちゃ楽ちんにできる(はずでした)のです。

クレジットカードや銀行が紐付けしてあり、現金払いした時は領収書を携帯のカメラで撮影して登録していて、あとは会計ソフトが自動的に勘定科目も取引登録してくれるので、私はチェックしてOK押すだけの優れものです。

確定申告なんてボタンを押して、イエスかノーかで答えるくらいで、ろくに数字も見ずに(使い方をわかってるつもりでわかってない)Eーtaxからの送信。
用紙にコピーする必要もないので、数字をグラフ的に確認もせずいたのですが、パソコンを開けばいつだって内容は確認できるから問題なし。(確認しないの致命的)

創業間もないので、支払う税金もなし。
そうやって受理されたので、みんなが確定申告の時期に、レシートと睨めっこして必死に計算機を叩いてる時に
「えーこんな簡単に終わっちゃっていいの〜みんな大変そー」などと思いながら、今日の今日まで過ごしてきたのです。

いつの間にか、通帳の紐付けが外れてたとも知らずに。
いつの間にか、重複した経費が多額に計上されていたとも知らずに。

最初の頃は、勘定科目も一つ一つ丁寧にチェックしていましたが、ほとんど間違いなどないものですからもう慣れてくるとだんだんとチェックしてるんだかしてないんだか、コーヒー飲みながら、OKボタンを淡々と押すだけの作業になっていたのも事実です。

そして、いざ、手続きに必要になり、紙にコピーして見てみたら、

所得マイナス700マン。って出てるんです。
所得マイナス700マンって!!!マイナス?え?

そりゃそうです。通帳の紐付けがいつの間にか外れていたので、売上は数ヶ月ゼロのまま。
カードの紐付けはされてるので使った(無理くりこじつけ)経費やら引き落としされる家賃やらはじゃんじゃん計上されたまま。しかも重複もチェックしてなくて、同じ経費が計上されていたり。

担当の方にそれを伝えたら、
「秋山さん、機械を使うのは人間ですからね。」と言われて、ごもっともです。

ってもう青くなってひとつひとつ、念の為に全て手書きで残してあった売り上げ表から、予約サイトから、帳簿からを22年の1月1日から、確認して訂正している作業をしております。(念のため、が救ってくれたけれど、通常の確定しんこくよりもされに人手間が増えて、目がしょぼしょぼでシジミみたいになってます。

これから税務署に更正請求の手続きも出さなきゃ。つら。


嫌な予感はしてたんですよ。なんとなくずっと。もうずっと。

私よりとても賢い人たちが、あんなに面倒くさがってるのに、私はこんなに楽でいいの?って。
あまりにも楽ちんだから詳しい方に聞いていたことがあるのですが
【最先端をいってるんじゃない?】て言われて終わったので、なるほどね〜ってご機嫌だったのです。

ズルするのだけは嫌なので、払うものは払うし、小さな誤魔化しだってしないし、正々堂々してるから経理なんて楽なんだと思っていたのですけど、やっぱりほらね。そうなるよね。

本能は身を守るっていうけど嫌な予感っていうのは大体当たるもので。


こうやって、したこともしなかったことも、返ってくるのだ。

優しさも。意地悪も。愛も。ズルも。楽ちんも。怠けることも。努力も。我慢も。

絶対に。


※ top画は私の愛犬リング💍





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