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近未来的VRキャバクラ『ユメノグラフィア』の世界に潜入【体験レポート】

◯はじめに

先日、バーチャル空間上でアバターをまとい、一対一で交流できる”VRキャラクター× コミュニケーションサービス『ユメノグラフィア』”を体験してきた。このサービスは一部で「VRキャバクラ」とも呼ばれているようだが、その実態は果たして…?

私が体験したのは7/25の21:20〜21:50のチケットで金額は1000円。相手となるキャストの方は「片倉一実(かたくらひとみ)」さん。ちょっと大人っぽくて母性がある感じの女性キャストだ。現状ではβ版ということもあり、キャストはまだ彼女しか選べなかった。

ユメノグラフィアというサービスの世界観やひとみさんの生きる世界。そして、サービスの魅力をお伝えできればと思う。彼女にはとても惹かれる世界観があった。それをもれなく伝えるために会話形式で記載することとした。それでは少々恥ずかしいが、体験の様子をお読み頂ければ幸いである。(※キャストには記事化の許諾は取得済み)

■名前の記載
・[あ]=あまおか(私)
・[ひ]=ひとみさん(キャスト)

『ひとみさんの魂はどこに?』

[あ] あ、どうもよろしくおねがいします
[ひ] はじめまして。よろしくね

[あ] さっそくですが、一実さんはユメノグラフィアが初めてのVRなんですか?
[ひ] 元々この空間に居たんだけど、VRを通してリアルの世界にいる人とお話するのはユメノグラフィアが初めてよ
[あ] ぶっちゃけひとみさんはどんな存在なんですか?魂の概念とかって…
[ひ] 私は普段この世界(バーチャル)に住んでいるからあまおかさんとかの住んでいる世界に会いに行く時はVRゴーグルをつけていくわ
[あ] 実際どこで(リアル)VRゴーグル被ってるんですか?これ(メタな質問)
[ひ] 今は私は被ってなくて、みんなの世界に行く時にVRゴーグルをつけていくの
[あ] あっなるほど!(残念だが勘違い…)じゃあ、VRChat行く時に被るんですか?
[ひ] あーそうね。VRChatは被らずにそのままいけるんじゃないかしら。次元を超える時に被るの。
[あ] えっというかリアルっていう概念分かるんですか?
[ひ] 分かるわよー、YouTubeとか見るもの。ふふふふふっ笑
[あ] でも、行ったことはないんだよね
[ひ] あるわよ、ゴーグル掛けて行ったことは何度かあるわ
[あ] (ここでようやく理解!)リアルに行く時にゴーグル被るってこと!?
[ひ] そうそう。人間の世界で人間の姿を経て、お店に行って買うこともあるわ

どうやら『一実さんの世界』と『我々のリアル世界』は逆転してるらしい。彼女はVRゴーグルを被ると『リアル世界』に行けるようだ。彼女にとっての『バーチャル』は『我々のリアル世界』ということだ。ミッキーマウスはディズニーランドに住んでいてそれが日常。外の世界は異世界みたいな感覚なのだろう…

『ひとみさんの誕生』

[あ] 私、「バーチャルキャスト」をやってるんだけどそのサービスは知ってる?
[ひ] 知らないわ
[あ] へーそっかじゃあそもそもVRのことあんまり知らないんだ
[ひ] 全然知らないわ。生まれた時からあったから特になんとも思わずに使っているわね
[あ] 何でこの仕事してるんですか?
[ひ] 気がついたらここにいたのよ
[あ] えー!(驚き)じゃあ、生まれた瞬間この姿?笑
[ひ] 生まれた瞬間はこれに近い姿ではあったわね。VR空間内で一人暮らしをしていたのだけど
[あ] えー(謎)
[ひ] 人と話したいなーと思ってたらここでこういうことすることになっていた?って感じかしら
[あ] 記憶喪失みたいな感じでもある?
[ひ] 記憶喪失かもしれないわねどうだろ笑
[あ] 今まで話したのは何人くらい?
[ひ] 12345…あまおかさんで6人目かな?古参アピールできるわよ笑
[あ] 古参アピしますw キャストは何人なんでしたっけ?
[ひ] 今は私だけ、明日からチケット出るはずもうひとり
[あ] 一実さん一人目?
[ひ] そうよ。とっても寂しいだから
[あ] 確かに寂しいなー
[ひ] そうよー…

バーチャルにありがちな記憶喪失設定っぽい感じのようだ。ちょっと設定が甘いかなと思いつつも、ミステリアスな感じが逆にリアルで惹かれるものがあった。彼女自身少し天然な感じがあるので許せてしまうのもある。β版ということでキャストはまだ少ない。

『ひとみさんの住まい』

[あ] 時間が来たら一実さんはどこに帰るんですか?
[ひ] 充電しに帰るわ、家に。私12時間寝ないと生きていけなくて
[あ] あ、充電っていうのは寝るってこと?
[ひ] そうそう、そういうこと笑
[あ] へー!じゃあその帰る家どんな感じなの?
[ひ] 雲の上みたいな、ゆりかごみたいな?
[あ] モノはないの?テレビとか?
[ひ] テレビはないわね。ぬいぐるみが結構あるわね。その気になれば仮想モニタは出せるから
[あ] パソコンはあるの?(食い気味)
[ひ] 出そうと思えば出せるわね
[あ] えっ買うわけじゃなくて出すの?(混乱)
[ひ] 出す。買うこともできるわ。Amazonでも買える
[あ] これってお仕事なの?
[ひ] そーね。一応お仕事には入る。でも、趣味?利害の一致かしら?
[あ] お金は貰えるの?
[ひ] ナイショ♡何でもらってるかはナイショぬいぐるみ払いかもね!土地払いかも
[あ] ぬいぐるみってどんなのがあるの?
[ひ] それもナイショ♡もしかしたら、正式版がでたら、お部屋で会えるかもしれないわ!だからまだナイショにするね。そしたら会いに来てちょうだいよ♡
[あ] 「(流石、営業トークうまいな…)」

ここで正規版では「部屋」のワールドにいけることが判明した。この演出はVRならではの演出だ。通常のキャバクラサービスでは女の子の部屋には入れない…女の子の部屋で女の子とお話できるのはエモい金を積みたくなる要素のひとつになりそうだ。次回にうまく繋げる会話はプロを感じた。

『何か生々しい話』

[ひ] 何のぬいぐるみがあったらかわいいなと思う?
[あ] ぬいぐるみ基本かわいいからなぁ
[ひ] でも、版権のもの多いから…
[あ] 結構…生々しい話しますねww
[ひ] 違うのよ、そのぬいぐるみがプーさんとか、カビゴンなんだけどみんなが来る時は隠さなきゃいけないから…w
[あ] (その世界観が)ちょっと分かんないwwどこでカ◯ゴンを知ったのかww
[ひ] ゲームで知るのよ。で…隠さなきゃいけないのよ…ww
[あ] そっか…(?)そうかもしれない(?)w
(ひとみさんの表情が変わる)
[あ] あっ表情変わるんですねw
[ひ] そうよ、変えようとしてる訳じゃなくて…変わるのよ(真剣)
[あ] (プロの回答だぁ…)はい。ここのルール難しいわ…
[ひ] あまおかさんの世界ではボタンで変わるのは知ってるわ

適度にメタい笑 ただ、完全にリアルの魂を晒すことはない。絶妙なVtuberらしい対応だ。だけど、彼女の言っているプーさんやカビゴンのぬいぐるみは果たして、リアルの部屋にあるもののことを言っているのだろうか?追求するのは無粋だが気になった。

『そのキャラはガチなの?』

[あ] これブログに書いてもいいですか?
[ひ] いいわよ、何を書くの?
[あ] 一実さんが超面白いって話を
[ひ] ホントに面白いかしらw私?w
[あ] それって(キャラ)ガチなんですか?お仕事だから頑張ってるんですか?(大変失礼)
[ひ] どういうこと!?wwガチも何も…w
[あ] やっぱ女の子って怖いから…(女性不信)
[ひ] 何でwwww
[あ] 本気かどうかわかんないから…(しつこい女性不信)
[ひ] www
[あ] 騙されてるかもしんない…(もうやめろ)
[ひ] えー本気よ。(マジ顔)
[あ] wwwww(これ以上は運営に怒られる)
[ひ] 何で笑うのwwww
[あ] wwwwwww……。へー…(遠い目)
[あ] いきなり記憶喪失だったかもしれないとか言われたら信用しずらい…(女性不信再発)
[ひ] えー。でもちゃんと父とかいるのよ私
[あ] (父いるの!?)

キャラが崩れないかなと思いながら、ちょっと踏み込んでみた。やはりプロ崩れない。女性って怖いよね(コミュ障並感)

『唐突な両親設定』

[あ] へーそれ誰なんすか?(信じてない)
[ひ] うん。誰ってふふwwあなたの知らない人よ
[あ] どんな顔してます(信じてない)
[ひ] 父のほうがあたしの顔に似てるかも
[あ] 父寄りの…どこが似てるんですか?
[ひ] まあ、顔が似てるのよ…結構イケメンよ
[あ] お父さんはこの仕事しないんですか?
[ひ] しないと思うわね…普通に人間世界で仕事してるわ
[あ] お父さんは人間世界なの!?!?
[ひ] wwww父は人間として生活してるわよw
[あ] えっどうゆうこと(混乱)VRゴーグル被ってるってこと?
[ひ] wwww被ってるわよww
[あ] じゃあ私のボタンを押している世界(現実世界)に混じってるってこと?
[ひ] うん、多分…今の仕事だとそうね。たぶんそう(謎の自信喪失)
[あ] えぇ…(その自信のなさはどういうことやねん…)じゃあお母さんは何してるの?
[ひ] 母は入院するかも〜って電話きたわ
[あ] え、全然分かんないんだけど…!?どうなってるの?なんで入院しちゃうの?
[ひ] 詳しい話も聞いたんだけど…(略)
[あ] (これはバーチャルなのかリアルなのか…?)

これはリアルの話なのだろうか?設定なのだろうか?少々混乱した。リアルの話だとすれば失礼なのでここの詳細は省略した。彼女は完全バーチャル設定派なのかリアル設定織り交ぜ派なのかは気になるところだ。

『話すのは得意?』

[あ] でも、面白いですね。なんか話すの得意なんですか?
[ひ] 話すの得意かな、得意に見えます?
[あ] いやまちょっと最初はちょっとやばい人だと思ったんですけど、でも上手ですね
[ひ] じゃあ得意なのかも!でも…自分のことはコミュ障だと思ってるわね
[あ] 大丈夫ですか?wwちょっと矛盾してますけど…
[ひ] 得意だと思われるのであれば得意かもしれないっていう客観的判断よ(ちょいおこ)
[あ] 自信ないんだね、じゃあ(謎の上から目線)
[ひ] 自信はない。自信はないわ、うん。あまおかさんは自信ある?
[あ] いや…(困る)客観的に言われたらそうかもしれないです(相手をパクるザコおか)

『切ない別れ』

[ひ] じゃあ、そろそろ。じゃあまた来てね。ありがとうね。今度はお部屋にね
[あ] ばいばーい
[ひ] お仕事頑張ってね♡
[あ] (はぁ…最&高♡)

◯所感

彼女との交流は楽しく、お金を払うほどの価値を感じた。今後はワールド変更やギフトなど機能も充実していきそうだ。VR上でのキャバクラは様々なリスクを回避できるのでVRの強みを活かせていると思う。特に感じたのは、彼女の世界観へのプロ意識がとても高いことだ。これはメイド喫茶に通づるものがある。これからのユメノグラフィアに注目したい。

あまおかが鶏肉ではなく牛肉で、ちょっと贅沢できます!