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二重国籍の私がアメリカパスポート申請に行った話 (part2)

こちらは、二重国籍の私がアメリカパスポート申請に行った話(part1)
続きになります。


なんで今更アメリカのパスポートをとりに行ったの?

日本に来た後も、何度かアメリカに旅行に行ったのですが、
入国の際、アメリカ国籍を持っている場合は
アメリカのパスポートが必要なのを知らずに入ってしまっていたので、
いずれ必要かもしれないから申請した、というのが一点。

でも、現在は特にアメリカに行く予定があるわけじゃないんですよね。

先日20歳の誕生日を迎えて、
これを機に今後の人生設計を考えようと思った
というのが主なきっかけでした。

アメリカ国籍を持っていることで、
どんな選択肢があって、どんなデメリットがあるのか、ということを
知るきっかけになったらいいな、と。


アメリカ国籍を持つということ

法律的に...

日本では、成人するまでに国籍を選択しなくてはいけません。

今までは22歳までに選択すれば良かったのですが
成年年齢の引き下げによって20歳までに国籍を選択するよう
国籍法が改定されたそうです。
経過措置で、
2003年生まれの20歳の私は、今年度中に決めれば大丈夫みたいです。

しかし、調べてみたところ、アメリカ国籍を放棄するためには
面接をして2,350ドルを支払う必要があるみたいです。

円換算すると34万円くらいでした、なかなかの金額ですよね…

(参考)
法務省:国籍の選択について (moj.go.jp)
米国籍の喪失/離脱 - 在日米国大使館と領事館 (usembassy.gov)


メリット・デメリット

~アメリカ大使館で働く二重国籍のスタッフに聞いた事~

今回アメリカ大使館に行ったとき、
「アメリカ国籍を持っていることで、今後税金を払うことになるのか」
について、尋ねたところ、
アメリカと日本の二重国籍のスタッフに話を伺うことができました。

スタッフの話によると、めちゃくちゃ稼がない限り、
アメリカに所得税を納めなくても大丈夫らしいです。
日・米租税条約に則って二重課税を免れることが
できるようになっています。

この「めちゃくちゃ稼ぐ」というのがどの程度なのか、
ネットで調べても根拠を見つけられませんでした。

とは言いつつも、所得をアメリカに申告する義務はあるそうです。

スタッフの方はアメリカの機関で働いているため、
きちんと報告しているそうですが、
実際にやっている人がどれくらいいるのかは分からず、
報告しなかったとしても咎められるケースは稀だということです。

そして、その他に払う必要のあるものはないそうですが、
アメリカに住む場合は、少々複雑なようです。
その際は、税理士に相談した方が良いと言われました。


結論

日本に住み続ければ、めちゃくちゃ稼がない限り
お金は払わなくても良さそう…!?

専門家の方に聞いたわけではないので絶対的に正しい情報では
ないかもしれませんが、
大人の当事者の方で、しかも、アメリカ大使館の方に聞けたのは、
すごく良かったなぁと、安心しました。

アメリカ国籍を持っていると、ビザが必要ない、というのがメリットとしてあります。

将来、アメリカで就職してアメリカ人として暮らすことだって
できちゃいます。

しかし、少々面倒なこともあるのは確かです。

正直なところ、国籍放棄の料金が気軽に払える額じゃないし、
特に大きな不都合はないのであればこのままでもいいのかな...?
と思っていますが、
公的な機関や専門家に聞きに行って、
これからも自身に問い続けようと思います。


これで、二重国籍の私がアメリカパスポート申請に行った話 (part2)は
以上になります。

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