現代的おままごと(クレヨンしんちゃんにあらず)・超短文
これは実際に下の子が話してくれた学校でのおままごと(?)なのだが、だいぶ低学年の頃の話だし、時効かなと思って出してみる。
(名前などは偽名です。短いです)
◇
登場人物
かずと:おじいちゃん
なつみ:おかさあん
くるみちゃん:おねえさん
りょうくん:あかちゃん
えっちゃん:世界に一匹しかいない大阪弁でしゃべるねこ
おかあさんとおねえさん、おじいちゃんがちゃぶ台を囲んでいる。
あかちゃんがベビー椅子にすわっている。
ねこが止まり木みたいな所に座って見下ろしている。
おかあさん(なつみ):きょうはおさしみですよ~。
おねえさん(くるみ):やったー。おさしみだいすき。
ねこ(えっちゃん) :なんやおさしみかいな。わしのぶんあるんやろうな。ちゃんとよけてもらわなあかんでえ。
あかちゃん(りょうくん):ばぶぶ。
おじいちゃん(かずと):うむ。みそ汁も作らねばなるまい。
味噌汁を待たずにみんなおさしみをたべる。
おじいちゃん(かずと):さきに食べるな。(あかちゃんに)おみそをとれっ。
あかちゃん(りょうくん):あいあーい。
あかちゃん、おみそを取ろうとするが急に泣きはじめる。
ねこ(えっちゃん):どないしたんや。そんな泣いたらほっぺたおちるでえ。
あかちゃんがりょうくんにもどる。
りょうくん「おみそがとれなくて泣いてんだよ!」
ねこ(えっちゃん):まじめにやっとるわ
なつみちゃんは笑って笑って笑いすぎて、お母さん役が出来なくなった。
おねえさんのくるみちゃんはすましてて、たまにちょっと笑う子だけど、このときはにこにこ笑ってた。
◇
子どもの遊びは楽しくて想像力にあふれてていいなあ、と思う。
これをUPするについて、下の子にそれとなく確認してもらったが、全員ほぼそんな遊びをしたことは忘れてました。
記録していた私の勝利だ。
下の子すら完全に忘れていて、こんなことやってたんだよと、読んでから思い出した次第。
この後、世界に一匹しかいない大阪弁でしゃべるおうむ、とか、世界に一匹しかいない大阪弁でしゃべるりす、とか色々バリエーションはあったらしいが、いつも世界に一匹しかいないし大阪弁でしゃべるのであった。
おわり。
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