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リアリティショック

中学生から高校生へ、学生から社会人へ。

転職、部署の移動、引越し、結婚。

なんでもかんでも環境が変われば理想と現実の差に驚きそのギャップに苦しめられることはよくある。

それをリアリティショックという。

どんな環境の変化であれ誰でも起こることだ。

これ、へーって話ですよね。

物事を知ったように書いているがリアリティショックという言葉を初めて聞いたのはほんの数時間前。

新入社員を集めた研修での話。その研修の名は

「フォローアップ研修-同じ境遇の同期と関わり合う時間を-」

副題は私が勝手に付けたものだが、新入社員の悩みを解決しよう。ついでにコロナで全く関わりの持てていない同期とオンライン上ではあるが話す機会を。という研修だ。

事前アンケートで悩みを募集してそれを共有、みんな同じようなこと思ってるよね!自分で解決出来ることとできないことあるよね!自分で解決できるやつだけを悩んで解決していこうね!コロナとか人員不足とか今の自分じゃどうにもできないことは気にすんな!

みたいな内容。

今回の記事は研修の内容をお伝えしたい訳ではない。自分に悩みが無かったこと。なんで無かったのかに気づいて悲しくなったことを書きたいと思う。

私は去年の今頃、就活についての記事を何回かに分けて書いた。それを読んで欲しい気もするが簡単に言うと就活は上手くいかなかった。多分コロナも関係ない。シンプルに実力不足。

出版社や新聞社などを25社受け、1番良くて補欠合格。結果練習がてら受けた全く関係の無い職種についた。隠す必要もないと思うので言ってしまうと、眼鏡屋だ。一応、メガネ業界ではNo.1企業。

正直、No.1とかどうでもいい。やりたくもないし、立ち仕事辛いし、ノルマ無いとか言ってたのに売れないと報告書みたいなの書かされるし…

嫌なことはたくさんある。すぐにでも辞めたい。

が、悩みはない。

めちゃくちゃ矛盾したことを言っているようだが、本当にない。

それが何故か、今回の研修でわかった。

最初から期待していないから。

冒頭でも述べた通り、理想と現実のギャップにより「えー思い描いていたのと違う〜」「想像よりも辛い〜」という感情になる。

それに対して私は何も期待していないし、業界研究、企業研究もしていない。

だから何があっても「へー眼鏡屋ってそーゆうもんなんすね〜」「ま、いつか辞めるんで今は耐えますよ」「小説家なりたいんで良いネタになりますわ」と口には出さないが心の中ではなんとでもやり過ごせるのだ。

私にとってこの会社に入ったこと自体が理想からかけ離れた現実で入社すること自体がリアリティショックなのだ。

これ以上の下げ幅はないのだ。

これに気づくとそんな低いモチベーションで良く頑張ってるなぁと自分を褒めたくなる。

これでも最近は色々な社内のランキングで同期の中では上位に顔を出している。すごくね?と思ったが、周りも同じ境遇(第一志望で入ってない)の人が多いのだろう。

とりあえず、各ランキングで社内1位を取ってスパッと辞めてやろ。笑




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