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下手なのは雑談じゃなかった

ずっと雑談が苦手でした。

いえ、人から見たらそうではなかったらしいから、
雑談が苦手だと自分では思っていたっていうのが
より正確かもしれませんね。


じゃあ、どうしてそう思っていたか、というと。

私がしゃべりだすと沈黙が流れるってことが
学生時代は多くて、
「私の話はおもしろくないんだ」
「私が話すと話が盛り下がるな〜」
こんなふうに感じてました。

それで聞き役に徹していた時期もあったんです。

そうしたら、
「自分の意見ってないの?」って
言われたことも少なくなかった。

まあ、どんな会話だったか覚えてないけど、
たぶん自分の意見を言うほどの話じゃなかったか、
その話で自分の意見は全くなかったか、
だったと思うんですけど、当時は
「私って、コミニュケーション能力ゼロやん」
「私って、みんなと雑談で盛り上がれないんだ」
なんて、思ってました。


「みんな」って、
今となっては狭い範囲の人たちだったのに、
同世代全員、いや社会人全員みたいに
くくってましたね。


どうして雑談できなかったか。
今ならわかります。


単に、その話、その人たちに興味がなかっただけ。

今では仕事仲間や家族、親族、友人たちと
雑談できます。

でも、相変わらず興味のない話になったら、
自分の気分が盛り下がって話す気になれないので、
そういうときは、聞き役に回るか、
自分が話したい方へ持っていくか、
その場から離れます。


離れるのが一番多いかな。
しれっと、ね。


もう雑談に苦手意識はなくなりましたよ。

たぶん、私が下手だったのは雑談じゃないんです。
興味のない話、興味のない人たちから遠ざかるのが
下手だったんです。

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