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デジタルノマド日記―私がデジタルノマドになるまで①

はじまり

小さい頃から色々な国を見てみたいと思っていた。父は学生時代に海外渡航経験があり、母はオーストラリアでワーホリや就業経験があったりと、どちらも海外に対する興味関心は強い方だった。私が小学生のときは家族で「日立 世界ふしぎ発見」などの番組をよく観たものだ。海外の有名な児童書も翻訳版でよく読んだ。自身が流行のものに疎かったこともあってか、当時流行りのドラマを観ていたクラスメイトの話題についていけないということは時折あったものの、それでもこのとき楽しく観ていた番組や読んでいた本は間違いなく後の進路にも影響を与えた。

海外への興味を強めた学生時代

中学・高校に進むと、私と同じような興味を抱いている人たちにも多く出会ったし、帰国子女のクラスがあり他国で育った友人が増えたことで、より海外という言葉を身近に感じるようになった。近所で個人が運営している英語教室に通っていたこともあり、英語という教科には少しばかり自信があったし好きな科目だった。読書好きだったので、文章を読むことはあまり苦にならず、国語や英語を学ぶうえで役に立ったと思う。こうした「好き」や「得意」、周りの環境もあって、大学では何か海外に関係することが学びたい、留学がしたいと思うようになり、外国語を強みにしている大学を志すようになった。
周り、特に家族のサポートもあって受験を乗り越え、希望の大学に進むと、さらに世界が広がった。他地域、他国の言語や文化、社会などについて学びたいという共通の思いを持ち、似た興味関心を抱く人に囲まれる心地良さがありながら、その対象、つまり対象の地域や国が異なり、多様な文化、価値観が一つのキャンパスに集合しているワクワクもあった。この大学で、優秀な、そしてユニークな友人たちに囲まれて勉強するのは本当に楽しかった。念願だった留学もして、就職活動を乗り越え、恵まれた学生生活を無事終了した私は社会人生活を迎えることとなった。


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